野外活動

<聖地巡礼>山姥切国広のふるさと:刀剣乱舞と栃木県足利市

『刀剣乱舞ONLINE』に登場する足利ゆかりの名刀で、国重要文化財(重文)の「山姥切やまんばぎり国広」の特別展「山姥切国広ー名匠の奇跡、名刀の誕生ー」が通2丁目の市立美術館で開幕しました。

市内では特別展と同時開催となった史跡 足利学校企画展「足利の製鉄と足利学校打の刀」、通3丁目の足利商工会議所 友愛会館 ギャラリー・カッサにおいて市民所蔵『わが家のお宝』刀剣展などが開かれています。

同展と『刀剣乱舞ONLINE』のコラボグッズ販売が伊勢町3丁目の太平記館で開始され、市内周遊促進事業の協力店では限定商品も販売されています。

一般社団法人 足利市観光協会の主催による 歴史と文化のまち「足利を巡るスタンプラリー」も同時開催となり、「足利市立美術館」「史跡 足利学校」「大日尊 鑁阿寺」「大圓山心通院」「足利織姫神社」「あしかがフラワーパーク」の6ヶ所のうち、スタンプを3つ集めると『刀剣乱舞ONLINE』コラボレーション限定ポストカード(2枚入り)がプレゼントされています。

本サイトでは、市立美術館特別展をはじめ各施設で開催されている特色あるイベントやキャンペーンについて、地元住民の視点に立ち、これからお越しになる方々が、より一層楽しめる情報をお伝えいたします。

本記事を御覧になると、以下のことがわかります。

  1. 足利市立美術館 「山姥切やまんばぎり国広」の特別展「山姥切国広ー名匠の奇跡、名刀の誕生ー」の概略とルート
  2. 史跡 足利学校企画展「足利の製鉄と足利学校打の刀」の概略とルート
  3. 足利商工会議所友愛会館ギャラリー・カッサにおいて、市民所蔵『わが家のお宝』刀剣展の概略とルート
  4. 太平記館 『刀剣乱舞ONLINE』のコラボグッズ販売の概略とルート
  5. 「足利を巡るスタンプラリー」の概略と記念品
  6.  市内店舗で展開されているコラボキャンペーン
  7.  草雲美術館での刀剣展示のお知らせ
  8.  市内の喫茶店で 南画家 田崎草雲が所持していた刀剣が初展示

また、特別展や各キャンペーン終了後も、お越しいただいたみなさんの大切な想い出となるよう、新しく得られた一次資料をもとに随時更新してまいります。どうぞ最後までお楽しみください。

目次

足利ゆかりの名刀「山姥切国広」:刀剣乱舞する特別展

足利市立美術館 特別展ポスターの写真です。足利市立美術館 山姥切国広展

<足利市立美術館:基本情報>

足利市立美術館の写真です。足利市立美術館
名 称 山姥切国広展
名匠の軌跡 名刀の誕生
開催期日 2025年2月8日(土)~
3月23日(日)
開館時間 * 事前予約制
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日 祝日を除く月曜日
観覧料 一般:1,500円(1,200円)
大学・高校生:1,000円(800円)
* 中学生以下・各種障がい者手帳ご提示の方とその介護者1名無料
* ( )内は20名以上の団体料金
* 史跡 足利学校、草雲美術館当日の入場券を受付でご提示いただいた場合は団体料金を適用
刀剣乱舞ONLINE 刀剣男士 山姥切国広・山姥切長義の等身大パネル設置

名 称 足利市立美術館
(あしかがしりつびじゅつかん)
所在地 〒326-0814
足利市通2丁目14-7
電話
FAX
0284-43-3131
0284-43-3133
URL 足利市立美術館公式ホームページ
アクセス
  • JR両毛線 足利駅:徒歩10分
  • 東武 足利市駅:徒歩10分
  • 北関東自動車道 足利IC:約15分
  • 北関東自動車道  太田桐生IC:約20分
  • 東北自動車道 佐野藤岡IC:約40分
  • 市内各路線バス「美術館前」下車
駐車場
  • 美術館駐車場(徒歩2分)
  • 美術館通り駐車場(徒歩1分)
  • 通二丁目多目的広場駐車場(徒歩3分)
  • 太平記館観光駐車場(徒歩7分)
  • 鑁阿寺東観光駐車場(徒歩9分)
  • 鑁阿寺第2東観光駐車場(徒歩8分)
特記事項 展示室内の温度は、作品保護のため年間を通して定温に保たれております。したがって、来館される季節によっては、肌寒く感じられることがありますので、あらかじめ上着などを持参いただけますよう御願いいたします。
足利市立美術館周辺地図の写真です。足利市立美術館周辺地図

* 中橋は架け替え工事のため車両通行止めとなっていますので、以下の動画を御覧いただき、歩行者・自転車仮設通路を御利用ください。なお、2025年5月中旬ごろ、現在の3連アーチを移設した5.5mの側道橋(歩行者・自転車用)が完成予定です。

足利市立美術館 特別展ポスターの写真です。

<名匠 国広の足跡をたどる>

 

《山姥切国広》、稀代の名刀と言われるこの刀は、天正18年(1590)、足利領主・長尾顕長ながおあきながの命により刀工・国広が作刀したものです。顕長が相模国さがみのくに北条氏直ほうじょううじなおより拝領した名刀《本作長義ながよし》の写しと考えられています。

本展は、令和6年3月に(公財)足利市民文化財団が《山姥切国広》を取得したことを記念する展示であり、この足利の地で《本作長義》《山姥切国広》の二口が集うのは、435年ぶりの貴重な機会でもあります。

また二口のほか、国広ゆかりの刀17口や、足利長尾氏関連文化財を紹介し、国広の足跡や名刀誕生の背景を紐解いていきます。

作刀を命じた顕長に応えた国広。《山姥切国広》には、苛烈な乱世を生きた二人の想いと願いが込められています。名刀の誕生に想いを馳せながら「国広の世界」を心ゆくまでご鑑賞ください。  足利市立美術館 山姥切国広展 リーフレットより 抜粋

市立美術館の1・2階展示場を御鑑賞いただいた後は、地階の等身大パネルコーナーで、想い出の写メをどうぞ。

<刀剣男士 山姥切国広、山姥切長義の等身大パネル設置コーナー>

<町巡り音声ガイド – 国広の見た風景 – >

刀剣-音声ガイドポスターの写真です。刀剣 – 音声ガイド– ポスター

 

町巡り音声ガイドの写真です。町巡り音声ガイド:- 国広が見た風景 –

 

名 称 町巡り音声ガイド – 国広が見た風景 –
料 金 700円
紹介スポット
当サイトのリンク先
足利市立美術館

史跡 足利学校

大日尊 鑁阿寺

太平記館

渡良瀬川と夕日

伊勢神社

2つの長林寺(西宮)

2つの長林寺(山川)

公式ホームページ 足利市・特別展 山姥切国広展 関連プログラム
ルル プロジェクト
期 間 2025年2月8日(土)~
3月23日(日)

<2025山姥切國廣展:記念T-シャツ>

2025山姥切國廣T-シャツの写真です。2025山姥切國廣展:記念T-シャツ

お求めは、鑁阿寺大門通り(石畳どおり)土産物店「足利叢林(そうりん)」などの市内取扱店等でどうぞ御覧ください。

FMDAMONOサテライトスタジオの写真です。お土産店足利叢林(そうりん)

足利叢林(そうりん)は、鑁阿寺(大日様)参道沿い、鑁阿寺山門の手前にあって、足利尊氏公像のある公園の隣です。

早川尚秀足利市長さんと筆者の写真です。Permission-to-post-granted-by-the-granted-by-the-mayor足利市長さんと筆者

2025山姥切國廣展を応援する早川尚秀(なおひで)さんと、記念T-シャツを着た筆者です。

<書籍:山姥切国広・3冊の御紹介>

山姥切国広に関する書籍の写真です。山姥切国広に関する書籍:岩下書店などの取扱い店で御覧ください。
著 者 出版年 タイトル 発 行 所
磨知 亨
(まち あきら)
2021年 『国広、足利で打つ』 渡良瀬通信
(有限会社みにむ)
2025年 『どうする山姥切』 まちおこし研究所
2022年 『山姥切にもう一度』     〃

「さすが国広、しかも傑作だけあるわ」
「本当ね。まんばちゃん、会いたかったわ。とっても素敵よ」
〈おいおい、まんばちゃんとは一体、何のことだ。この山姥切国広のことか。なんてことだ〉・・・磨知 亨 (2017) 『国広、足利で打つ』 渡良瀬通信(有限会社みにむ)より

山姥切国広が平成9年(1997)の秋、東京国立博物館において「特別展 日本のかたな 鉄のわざと武のこころ」でのエピソードを著者は記しています。

気骨な山姥切国広と、刀剣ファンとのやりとりを面白おかしく、しかも正確な歴史資料をもとに語られています。

足利市立美術館の詳細は、足利市の美術館5選:足利市立美術館、栗田美術館など【まとめ】を御覧ください。

【足利学校企画展 足利の製鉄と足利学校打の刀】

足利学校企画展のポスターの写真です。足利学校企画展:リーフレット

山姥切や布袋国広で知られる日向住国広が足利学校を作刀の地に選んだ理由のひとつとして、足利周辺が鉄の名産地であったことが考えられています。

本展では、足利の製鉄に関する研究の現状と、江戸時代における足利学校打の刀を紹介します。        足利学校企画展:リーフレットより

<史跡 足利学校:基本情報>

足利学校全景の写真です。
名 称 足利の製鉄と足利学校打の刀
期 日 2025年2月8日(土)~
3月30日(日)
開館時間 午前9時~午後4時
休館日 2月19日(水)
3月19日(水)
観覧料 一般:480円(400円)
高校生:240円(200円)
小・中学生(市外):120円(100円)
* 未就学児無料、市内の小中学生、障がい者手帳ご提示の方とその介護者1名無料
* ( )内は20名以上の団体料金
* スイカ、 パスモ、 ペイペイ等が利用可

アクセス 東武伊勢崎線足利市駅:徒歩約15分
JR両毛線足利駅:徒歩約10分
東北自動車道佐野藤岡IC:40分
北関東自動車道足利IC:15分
足利学校アクセスマップの写真です。足利学校アクセスマップ

<足利に関係ある刀工>

足利に関係ある刀工の写真です。足利に関係ある刀工 1:足利学校内展示より

 

国広が作った刀の写真です。脇指銘:日州住信濃守国広作(号 布袋国広)

 

足利に関係ある刀工の写真です。足利に関係ある刀工 2:足利学校内展示より

<足利学校打の刀>

史跡 足利学校 刀剣乱舞等身大パネルの写真です。足利学校方丈:等身大パネル(戦闘)

 

山姥切国広の押し形の写真です。山姥切国広の押形:足利学校内展示より

山姥切国広押型(複製品) 作成:佐藤寒山(1907~1987)

<足利学校遺蹟図書館内展示>

刀銘:清雲齋源景國の写真です。刀銘:清雲齋源景國

 

資料名  詳 細 所蔵等
刀銘:清雲齋源景國 元治2(1865)刃長:75.3cm 反り:1.3cm 足利市
栃木県指定文化財
刀銘:清雲齋源景國の解説文の写真です。刀銘:清雲齋源景國・解説文

 

刀銘:清雲齋源景國の写真です。刀銘:清雲齋源景國

 

資料名  詳 細 所蔵等
刀銘:清雲齋源景國 慶応4(1868)年 刃長:86.6cm 反り:08cm
銘 指表 「慶應四戌辰年二月吉日於足利学校造之」
指裏 「新田家臣尾内修理十八代孫上野産清雲齋尾内
七郎源景國」
足利市
足利市指定文化財
刀銘:清雲齋源景國の解説文写真です。刀銘:清雲齋源景國・解説文

 

短刀銘:七郎景國の写真です。短刀銘:七郎景國

 

資料名  詳 細 所蔵等
短刀銘:七郎景國 慶応2(1866)年 刃長:27.0cm 反り:0.0cm
銘 指表「七郎景國」
指裏「於足利學校慶應二年八月日」
(公材)
足利市民文化財団
短刀銘:七郎景國の解説文の写真です。短刀銘:七郎景國・解説文

 

脇指 銘:越前住下坂継正の写真です。脇指 銘:越前住下坂継正

 

資料名  詳 細 所蔵等
脇指 銘:越前住下坂継正 江戸時代 刃長:54.5cm 反り:1.4cm
銘 指表「越前住下坂継正」
指裏「野州於足利作之」
(公材)
足利市民文化財団
栃木県指定文化財
脇指 銘:越前住下坂継正の写真です。脇指 銘:越前住下坂継正・解説文

 

槍銘:下坂継正野州於足利作之の写真です。槍銘:下坂継正野州於足利作之

 

資料名  詳 細 所蔵等
槍銘:下坂継正野州於足利作之 江戸時代 刃長:16.7cm
銘 表「下坂継正野州於足利作之」
(公材)
足利市民文化財団
槍銘:下坂継正野州於足利作之の解説文の写真です。槍銘:下坂継正野州於足利作之・解説文

 

刀の図の写真です。八幡太郎義家公御腰刀之図

 

資料名  詳 細 所蔵等
八幡太郎義家公御腰刀之図 年代・作者不明 紙本著色
縦:36.4cm×横:54.5
史跡足利学校
復元建物 庫裡で展示
八幡太郎義家公御腰刀之図の解説文の写真です。八幡太郎義家公御腰刀之図・解説文

<足利の製鉄遺跡>

足利の製鉄遺蹟の解説文の写真です。足利の製鉄遺跡・解説

足利市西部、粟谷(あわのや)町・板倉町・山下町では、製鉄、鋳造(ちゅうぞう)、鍛冶(かじ)などの鉄づくりに関する遺跡がまとまってみつかっています。

足利の製鉄遺蹟地図の写真です。足利の製鉄遺跡地図

 

資料名 詳 細 所蔵等
粟谷製鉄跡 製鉄炉の破片、製錬滓 市教育委員会
板倉城跡根古屋地区 ふいごの羽口、椀型滓、鍛冶滓
春日遺蹟鋳造炉 鋳造滓、高台形土器、大型羽口
るつぼ、鋳型破片

<粟谷製鉄跡>

粟谷製鉄迹の写真です。粟谷製鉄跡

 

製鉄炉の破片の写真です。製鉄炉の破片

 

製鉄炉の破片の写真です。

製鉄の破片(奈良時代後半~平安時代前期)粟谷製鉄跡

年度とスサでつくられた製鉄炉の壁の破片です。内側は高温で溶けてガラス化しています。

<板倉城跡根古屋地区>

板倉町遺蹟の写真です。板倉町遺跡

 

板倉遺蹟出土品の写真です。鍛冶滓:鍛冶の過程でできる鉄滓(てっさい)

 

板倉遺蹟出土品の写真です。ふいごの羽口

<春日遺跡>

土器の破片の写真です。高台形土器:るつぼを支える台

 

土器の破片の説明文の写真です。高台形土器の破片・説明文

 

るつぼの写真です。るつぼ

 

るつぼの説明文の写真です。るつぼ・解説

 

足利学校の詳細は、松竹梅の伝説:現代版かなふり松の回答と足利学校【完全解説】を御覧ください。

【市民所蔵『わが家のお宝』刀剣展】

足利商工会議所「友愛会館」の写真です。足利商工会議所「友愛会館」

<足利商工会議所友愛会館ギャラリー・カッサ:基本情報>

友愛会館入り口の写真です。友愛会館入り口

 

名 称 山姥切国広刀剣展開催記念
市民所蔵 『わが家のお宝』刀剣展
会 場 足利商工会議所 友愛会館1階
ギャラリー・カッサ
開催期間 2月8日(土)~3月23日(日)
入場料 無料
所在地 〒326-8502 栃木県足利市通3丁目2757
電 話
FAX
0274-21-1354
0284-21-6294
開館日 年中無休
開館時間 月~金 9:00~17:00
土・日・祝 9:00~18:00
アクセス 東武足利市駅[出口2]から徒歩10分
JR足利駅北口から徒歩11分
駐車場 会館南側 約70~100台完備
入館料 無料

足利商工会議所ギャラリー・カッサの写真です。足利商工会議所ギャラリー・カッサ

<市民所蔵 『わが家のお宝』刀剣展>

刀剣展会場の写真です。刀剣展会場:友愛会館 ギャラリー・カッサ

展示する刀剣を市民から募集し、8人から14振りが集まりました。

今回の展示は、市所蔵の刀剣1振りを加え、計15振りが展示されています。

この内、江戸時代後期に活躍した3人の刀工「江戸三作」の一人、大慶直胤(だいけいなおたね)が作刀した「造大慶直胤」(下表:8)と短刀「大慶直胤」が見どころです。

さらに、優れた切れ味の刀を打った15人の刀工「最上大業物」の一人、兼光が南北朝時代に作った刀も展示されています。

<刀剣展:出品リスト>

刀剣コースターの写真です。刀剣コースター

南北朝時代から明治時代にかけて作刀された短刀、脇差しなども展示されています。

凡例:◎栃木県指定文化財、◆特別保存刀剣 ◇保存刀剣 ■特別貴重刀剣

No. 作品名称 制作年代 寸 法 所 蔵
1 ◇ 脇指 銘 岩捲氏信 室町時代後期 刃長54.6cm 反り0.6cm 個 人
2 脇指 銘 小林伊勢守国輝
寛文十年二月日
寛文10年
(1670)
刃長54.4cm 反り1.4cm
3 ◆ 南北時代 刃長46.0cm 反り0.9cm
4◎◆ 刀銘(巴紋)藤枝太郎英義作 元治元年 子孟春 元治元年(1864) 刃長69.4cm 反り1.4c〃
5 ◇ 脇指 無銘(水戸勝村正勝) 江戸時代末 刃長34.7cm 反り0.7cm
6 ◆ 脇指銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代) 江戸時代前期 刃長53.9cm 反り1.6cm
7 ◆ 刀銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代) 江戸時代前期 刃長72.7cm 反り1.2cm
8 刀銘 造大慶直胤(花押) 天保十年仲春 天保10年(1839) 刃長69.6cm 反り1.6cm
9 ■ 短刀銘大慶直胤 江戸時代後期 刃長29.9cm 反り0.3cm
10 ◇ 刀無銘(筑紫了戒) 室町時代 刃長74.6cm 反1.8cm
11 ◆ 刀銘 豊前住藤原行勝 刃長61.0cm 反り1.4cm
12 ◆ 刀銘 於周防国藤原永弘作之明治二年八月日 明治2年(1869) 刃長69.9cm 反り1.2cm
13 刀銘 加州住藤原忠𠮷 江戸時代 刃長62.8cm 反り0.5cm
14 脇指 無銘 刃長41.65cm 反り0.6cm
15 刀銘 備前国長舩祐定
天正三年二月日
天正3年(1575) 刃長65.1cm 反り1.6cm 足利市
足利商工会議所 ギャラリ・カッサ刀剣展の写真です。足利商工会議所:ギャラリ・カッサ刀剣展

<1 脇指 脇指 銘 岩捲氏信 >

刀剣 脇指 銘 岩捲氏信の写真です。脇指 銘 岩捲氏信

 

脇指 銘「岩捲氏信」刃長54.6cm 目釘穴3 保存刀剣 室町時代後期 美濃国

<2 脇指 銘 小林伊勢守国輝 寛文十年二月日 >

脇指 銘 小林伊勢守国輝寛文十年二月日の写真です。脇指 銘 小林伊勢守国輝 寛文十年二月日

 

脇指 銘 表「小林伊勢守国輝」 裏「 寛文十年二月日」 刃長54.4cm 反り1.4cm 目釘穴1

国輝は、大阪新刀を代表する刀工の一人です。寛文十年(1670)江戸時代前期 摂津国

<3 脇指 無銘(伝 兼光)>

脇指 無銘(伝 兼光)の写真です。脇指 無銘(伝 兼光)

 

脇指 無銘 大磨上 無銘 (伝 兼光)刃長46.0cm 反り0.9cm 目釘穴2 特別保存刀剣 南北朝時代 備前国

兼光は備前長舩の刀工で延文年間(1356~1361)頃の人。長舩長光の孫であり、影光の子。長義と同じ頃の刀工です。

使用者の操刀法や身長に合わせて刀身を短く仕立て直すことを磨上げといい茎尻側から切って短くします。

磨上げの程度によっては銘が途中で切れてしまう銘切れや、銘が全く失われてしまう大磨上げがあります。

「刀剣乱舞ONLINE」では、直江兼続の愛刀「後家兼光」が登場します。

<4 刀銘(巴紋)藤枝太郎英義作 元治元年 子孟春 >

刀銘(巴紋)藤枝太郎英義作 元治元年 子孟春の写真です。刀銘(巴紋)藤枝太郎英義作 元治元年 子孟春

 

刀 銘 表 巴紋 「藤枝太郎英義作」 裏 「元治元年 子孟春」
刃長69.4cm 反り1.4c、 目釘穴1
栃木県指定有形文化財(昭和58年)

英義(ひでよし)は前橋で出征し、鹿沼出身の刀工・細川正義に師事。前橋藩のちに転封により川越藩松平家の藩工を務めました。

群馬・埼玉の両県においても、郷土ゆかりの刀工として重視されています。 元治元年(1864) 江戸時代後期

<5 脇指 無銘(水戸勝村正勝)>

脇指 無銘(水戸勝村正勝)の写真です。脇指 無銘(水戸勝村正勝)

脇指 無銘(水戸勝村正勝)刃長 34.7cm 反り 0.7cm 目釘穴1 保存刀剣

水戸藩工、勝村正勝の作。幕末の頃。菖蒲造(しょうぶづくり)は短刀脇指に多く見られる姿です。

切先にいくにしたがって細くなっている様子が、菖蒲の葉に似ていることに由来します。

<6 脇指 銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代)>

脇指 銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代)の写真です。脇指 銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代)

 

脇指 銘 葵紋 「康継於越前作之」(越前三代)

刃長 53.9cm 反り1.6cm 目釘穴1 特別保存刀剣 江戸時代前期 越前国

<7 刀銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代)>

刀銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代)の写真です。刀銘(葵紋)康継於越前作之(越前三代)

 

刀 銘 葵紋「康継於越前作之」(越前三代)

刃長 72.7cm 反り 1.2cm 、目釘穴1 特別保存刀剣 江戸時代前期 越前国

<8 刀銘 造大慶直胤(花押) 天保十年仲春 >

刀銘 造大慶直胤(花押) 天保十年仲春の写真です。刀銘 造大慶直胤(花押) 天保十年仲春

 

刀 銘 表 「造大慶直胤」(花押)裏 「天保十年仲春」
刃長69.6cm 反り1.6cm 目釘穴1

大慶直胤は出羽国山形に生まれ、同郷の水心子正秀に入門。独立後は館林藩主秋元家のお抱え藩工となった。新々刀期屈指の名工です。「江戸三作」の一人。天保十年(1839) 江戸時代後期

<9 短刀銘大慶直胤 >

短刀銘大慶直胤の写真です。短刀 銘 大慶直胤

 

短刀 銘 「大慶直胤」 刃長29.9cm 反り0.3cm 目釘穴1 特別貴重刀剣

大慶直胤は出羽国山形に生まれ、同郷の水心子正秀に入門。独立後は館林藩主秋元家のお抱え藩工となった。新々刀期屈指の名工です。「江戸三作」の一人。天保十年(1839) 江戸時代後期 武蔵国

<10 刀無銘(筑紫了戒)>

刀無銘(筑紫了戒)の写真です。刀無銘(筑紫了戒)

 

刀 無銘(筑紫了戒)刃長74.6cm 反り1.8cm 目釘穴3 保存刀剣 室町時代 筑紫国

<11 刀銘 豊前住藤原行勝 >

刀銘 豊前住藤原行勝の写真です。刀銘 豊前住藤原行勝

 

刀  銘 「豊前住藤原行勝」刃長61.0cm 反り1.4cm 目釘穴1 特別保存刀剣

<12 刀銘 於周防国藤原永弘作之明治二年八月日 >

刀銘 於周防国藤原永弘作之明治二年八月日の写真です。刀銘 於周防国藤原永弘作之明治二年八月日

刀 銘 表周防国藤原永弘作之」 裏「明治二年八月日」 刃長69.9cm 反り1.2cm 目釘穴2 特別保存刀剣

永弘は江戸時代末期から明治初期にかけて活躍した長州藩の抱え藩工です。

<13 刀銘 加州住藤原忠𠮷 >

刀銘 加州住藤原忠𠮷の写真です。刀銘 加州住藤原忠𠮷

 

刀 銘 「加州住藤原忠𠮷」 刃長62.8cm 反り0.6cm 目釘穴1 加州陀羅尼派 加賀国 江戸時代

<14 脇指 無銘 >

脇指 無銘の写真です。脇指 無銘

 

脇指 無銘 刃長41.65cm 反り0.6cm 目釘穴1

元は長い刀の手元を切り詰めて短く仕立て直したため無銘となってしまい、制作年代や作者は不明です。

刀の棟(峰)には、敵の刀を受け止めた誉疵(ほまれきず)が付いており、往時の武勲を物語っています。

<15 刀銘 備前国長舩祐定天正三年二月日 >

刀銘 備前国長舩祐定天正三年二月日の写真です。刀銘 備前国長舩祐定天正三年二月日

 

刀 銘 表「備前国長舩祐定」 裏「天正三年二月日」刃長66.1cm 反り1.6cm 目釘穴2

足利市に寄贈された打刀です。刀を入れる白鞘(しらさや)には、「足利城主 長尾但馬守 家臣 川嶋勧解由左衛門 三代 出雲 所持」と鞘書きがあります。天正3年(1575)安土桃山時代

足利商工会議所 友愛会館の詳細は、足利観光三作は「足利まち歩きミュージアム」友愛会館からスタート!を御覧ください。

【歴史と文化のまち 足利を巡る スタンプラリー】

スタンプラリースポットの写真です。スタンプラリースポット

足利市立美術館と刀剣乱舞のコラボレーション企画として、歴史と文化のまち足利を巡るスタンプラリーが、2025年2月8日(土)~3月23日(日)にかけて開催します。

スタンプラリーブックの写真です。スタンプラリーブック
名 称 歴史と文化のまち足利を巡るスタンプラリー
実施期間 2025年2月8日(土)~3月23日(日)
参加方法 スタンプ設置場所6ヶ所のうち3ヶ所を巡って、スタンプラリーブックにスタンプを3つ押してください。記念品交換所(太平記館)に3つのスタンプを押したスタンプラリーブックをお持ちいただくと、特別記念品をプレゼントいたします、(お一人様1セット)
スタンプ設置場所/時間
  1. 足利市立美術館/10:00~18;00(入館は17:30まで)
    ★ 刀剣男士 山姥切国弘・山姥切長義の等身大パネル設置
  2. 史跡 足利学校/9:00~16:00
    ★ 刀剣男士 山姥切国弘の等身大パネル(戦闘)設置
  3. 大日尊 鑁阿寺/9:00~16:00
  4. 足利織姫じん/9:00~16:00
  5. 大圓山 心通院/9:00~17:00
  6. あしかがフラワーパーク/*営業時間は公式HPへ(2月19日・20日休園日)
    ★ 刀剣男士 山姥切国弘の等身大パネル(軽装)設置
記念品交換場所/時間 太平記館/9:00~18:00
記念グッズ販売 「足利市立美術館×刀剣乱舞ONLINE2025」及び『伯仲燦然』のコラボ記念グッズ

<スタンプラリー・記念品とフラワーパーク国広パネルコーナー>

スタンプラリー:記念品の写真です。限定ポストカードセット(2枚入り)

スタンプラリーの記念品は、『刀剣乱舞ONLINE』コラボレーション限定ポストカードセットです。

【まちなかの店:山姥切国広展開催記念キャンペーン】

足利市内まちなか回遊マップの写真です。足利市内まちなか回遊マップ

店舗でお買い物、飲食、各種サービスをご利用の方に、記念品が進呈されています。

通2丁目商業会回遊で、オリジナル「山姥切国広展」ポストカードが、足利商業連合会からは、オリジナルクリアファイルがプレゼントされます。(各店舗無くなり次第終了)

山姥切国広展開催オリジナル記念品の写真です。山姥切国広展開催オリジナル記念品

オリジナル記念品のプレゼントの有無、記念品の種類等は、お店によって異なります。(各商業会発行のリーフレット等を御確認ください)

【草雲美術館:山姥切国広展に合わせ市所蔵の刀剣を展示】

草雲美術館のリーフレットの写真です。草雲美術館のリーフレット

草雲美術館では、足利市ゆかりの日本画家・田崎草雲(1815~98)の生誕210年を記念した企画展「草雲の生涯と画業」が開かれています。

企画展では、県指定文化財の「富嶽図」、市指定文化財の「文武忠孝の書」などの展示の他、「山姥切国広」特別展に合わせ、足利市所蔵の刀剣も展示されています。

<草雲美術館:基本情報>

草雲美術館:長島喜一 画の写真です。草雲美術館:長島喜一 画

絵はがき集『足利スケッチ散策』のお求めは、プロフィールを御覧ください。

* 同展は2025年3月23日(日)まで開催されています。

所在地 〒326-0816 足利市緑町2丁目3768番地
電 話 0284-21-3808
開館時間
休館日
午前9時~午後4時
毎週月曜日(祝日の場合その翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
その他(館内整理日)
入館料
*特別展示期間中は、無料
個人(一般・高校生)220円
団体(20名以上)  170円
中学生以下     無料
アクセス 北関東自動車道 足利ICから約20分
太田桐生ICから約20分
東北自動車道 佐野藤岡ICから約30分
東武伊勢崎線足利市駅から約2.5km 徒歩約35分
JR足利駅から約3km 徒歩約45分
画室・茶室 画室・茶室の御利用は、公式HPでも御確認ください。
駐車場 草雲美術館駐車場 乗用車:約10台
足利公園駐車場 乗用車:約10台
大型バスは、事前にお問い合わせを。
草雲美術館:観覧券の写真です。草雲美術館:観覧券

*駅から徒歩や、レンタサイクルでお越しの際は、足利観光スポット!「渡良瀬橋」⇒「八雲神社」⇒「草雲美術館」徒歩ルートを御覧ください。

草雲美術館の写真です。

<足利市所蔵の刀剣>

展示期日(前期) 2025年1月11日(土)~2月6日(木)
刀  銘 《兼定》
脇指 銘 《肥前國住藤原忠廣 明暦弐年八月十二》 *明暦2年=1656年
刀  銘 《越前守助廣 雙》
刀  銘 《主今井亦左衛門尉若州住冬廣作 永禄十一年八月吉日》 *永禄11年=1568年

 

展示期日(前期) 2025年2月7日(金)~3月23日(日)
刀  銘 《兼(以下切》(兼定)
脇指 銘 《環》(山浦内蔵助源清麿)◆栃木県指定文化財
刀  銘 《大和守安定》
刀  銘 《備前国住長舩与三左衛門尉祐定作 為平島藤減絵兵衛尉之重代也 大永三年八月吉日》 *大永3年=1523年

<特集:田崎草雲会会長所蔵の刀・喫茶店で初展示>

草雲会会長の経営する喫茶店の写真です。草雲会会長の経営する「珈琲 蔵」

足利市内の喫茶店で、貴重な刀剣が展示されています。

展示は、「珈琲 蔵」「焼きたてパン工房 蔵」の2階、ショーケース内に、田崎草雲が所持していたと考えられる刀剣が展示されています。

店 名 珈琲 蔵
店 種 喫茶店
所在地 〒326-0802 足利市旭町2292
電 話 0284-41-3585
営業時間
定休日
水~日・祝:10:00~19:00
月・火/週
予 算 350円~850円
ランチ:680円~1250円
クレカ・電子決済
席 数 25席
サービス テイクアウト
アクセス JR足利駅北口から約752m 徒歩約12分
駐車場 有り(店頭):10台
草雲会会長所蔵の刀の写真です。草雲会会長所蔵の刀 雲州 藤原冬廣 出雲国 脇指 無銘

「草雲の愛刀 冬廣」

「草雲は冬廣の作を好んだ」という逸話は長年、弟子や後援者たちに語り継がれてきました。しかし、草雲死後「冬廣」の行方は不明となり、その存在すら忘れられていました。

今回初展示の「雲州住藤原冬廣」は調査の結果、草雲が所持した刀である可能性が非常に高いことが分かりました。

その理由として、

  1. 草雲の創設した民兵組織「誠心隊」ゆかりの人物を先祖に持つ家から、この刀が発見されたこと。
  2. 刀の価値が草雲の身分相応であること。草雲は北振一刀流の遣い手であり、相応の刀を持つ必然性と当時の草雲の経済状況からして、この「冬廣」の価値に整合性がみられる。
  3. 柄(つか)に施された金具の「蓑、笠、小槌」が精微で丁寧に作られており、いかにも草雲が好むデザインであること。草雲作品にも、これらは数多く描かれている。
  4. 鐔(つば)に、南画家草雲が好む山水風景が施され、そこに囲碁を楽しむ様子が描かれていること。草雲にとって、白碁石は特別な意味をもつものであり、あえてこの図柄を施したものと思われる。

こうした事実により、刀剣研究者は「この刀は非常に高い確率で草雲の所持していた刀といえる」との評価を得ました。  画聖草雲会会長 亀田 浩三 著

* 白碁石:子を宿した母は、ある日、吉兆を意味する白碁石を飲み込む夢を見る。

田崎草雲と白碁石の詳細は、栃木県足利市の「田崎草雲美術館」へ行こうを御覧ください。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

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