野外活動

足利七福神めぐり 「徒歩最短:3時間」コース

福厳寺 布袋尊像の写真です。

足利市の公式HP(ホームページ)で紹介されている「足利七福神めぐりモデルコース」を散策します。

行程は、8.08km(太平記館起点)徒歩3時間15分です。(参拝時間:各社寺10分)

まずは、みなさんの声は ?

「事前に、もう少し詳しい見どころが知りたい」

「徒歩で行くのは、トイレが心配」・・・。

そんな、率直で現実的な御意見に、少しでも、お役に立てたら幸いです。

目次

【足利七福神めぐり:スタンプラリー2024】

足利七福神めぐりスタンプラリー2024の台紙の写真です。足利七福神めぐりスタンプラリー2024:台紙

2024年も(一社)足利市観光協会主催による足利七福神めぐり:スタンプラリーが始まりました。

新春に心を込めてご参拝 スタンプを集めて心のこもったプレゼント ご朱印めぐりもご一緒に社寺では、まず心を込めてお参りを!

『足利七福神めぐりスタンプラリー2024』台紙より

毎年、大好評! 楽しくて心温まるスタンプラリーです。

開催期間 令和6年(2024)1月5日(金)~1月28日(日)
参加方法 1 スタンプラリーの台紙を入手 配布場所:太平記館、足利観光交流館「あし・ナビ」(足利市駅内)

* 七福神社寺にも、若干用意があります。(一人1枚:多くの方々に御参加いただくため)

* 台紙は下記HPからダウンロードできます。

2 七福神社寺をめぐり、心を込めてお詣(参)りを!

3 境内にある七福神スタンプを台紙に押印!

4 七福神すべてのスタンプを集めたら、太平記館スタッフに台紙を提示しましょう。

5 応募券をもらい必要事項を記入のうえ応募箱に投函します。「オリジナル記念カード」が進呈されます。

6 抽選で、7名:「金の福袋」(足利の名産品等)13名:七福神社寺直筆特別色紙がプレゼントされます。

応募締切 令和6年(2024)1月31日(水)まで
注意事項 鑁阿寺(ばんなじ)のみスタンプ押印:100円
備 考 *台紙に掲載されている社寺が対象です。

当ブログ内の記事には、対象外の施設等も含まれていますので
予め御確認ください。

【足利七福神めぐり:サマリー】

足利市観光協会の『足利七福神めぐり』では、足利市内18の社寺が紹介されています。

足利七福神めぐり:モデル4コース>

出典・引用:一般社団法人 足利市観光協会『足利七福神めぐり』より

[一般社団法人 足利市観光協会] 〒326-0053 栃木県足利市伊勢町3丁目6-4
TEL:0284-43-3000 FAX:0284-43-3333

基準となるのは「徒歩コース」

上記の1~4コースの社寺は、七福神を効率よくめぐるために、コースが設定されており、各コース間で重複する社寺があります。

重複する内容を極力削減するため、1「徒歩コース」の7社寺(心通院、本城厳島神社、長林寺、西宮神社、常念寺、福巌寺、鑁阿寺)を基準として詳細を御案内しています。

そのため、1「徒歩コース」の7社寺が、他のコースで頻繁に登場しますが、そのコース内での御案内は簡素化し、新たに登場した社寺を中心に詳細を記述しています。

各社寺の概要(一覧表:まとめ記事)は、
足利七福神めぐり4コース:19社寺「鑁阿寺」から「長尾弁財天」を御覧ください。

本稿の御案内は、① 「徒歩コース」です。

* 行程表(起点:太平記館)

⓪ 太平記館 ⇒ ① 心通院 ⇒ ② 本城厳島神社 ③ 長林寺 ⇒ ④ 西宮神社 ⇒ ⑤ 常念寺 ⇒ ⑥ 福巌寺 ⇒ ⑦ 鑁阿寺 ⇒ ⓪ 太平記館

順路 場 所 七福神名
(距離・時間)
太平記館 スタート
1.8km・24分
心通院 寿老人
400m・5分
本城厳島神社 明石弁天
2km・30分
長林寺 福禄寿
700m・10分
西宮神社 恵比寿神
1km・13分
常念寺 毘沙門天
230m・4分
福厳寺 布袋尊
1.5km・19分
鑁阿寺 大黒天
350m・5分
太平記館 ゴール

<コース途中最寄りのトイレ>
* 各社寺境内トイレを除きます。

太平記館 ⇒ 蔵王様前 ⇒ 足利市役所 ⇒ 織姫観光駐車場 ⇔ 足利公園
⇒ 友愛会館 ⇒ 足利まちなか遊学館 ⇒ 太平記館

足利七福神めぐり 起点:【太平記館】

太平記館の写真です。太平記館

「多機能トイレ」は、レジを右手側にして進み、突き当たりにあります。

足利太平記館内の写真です。
お土産販売コーナー

太平記館の概要

所在地:足利市伊勢町3-6-4
電 話:0284-43-3000
営業時間:9:00~17:00
休業:12月29日~12月31日
商 品:和菓子、洋菓子、スイーツ、ファンシーグッズ等
ランチ:~1000円
レンタサイクル:3時間400円、1日1200円(電動あり)

レンタサイクル利用の詳細は、
渡良瀬橋ブログ「資料集」自然いっぱいコーナー!
2 【足利 レンタサイクル利用規約】を御覧ください

 <太平記館までのルート>は、
足利市駅から行く「太平記館」と「足利学校」を御覧ください。

JR足利駅からのルート>は、
「渡良瀬橋」車椅子や徒歩で安全に楽しむルートを画像で紹介
【JR足利駅】●⑴北口から「渡良瀬橋・歌碑」ルートを御覧ください。

足利七福神めぐり:①【心通院】

心通院本堂の写真です。心通院:本堂

足利七福神 寿老人 心通院(しんつういん)

心通院:本堂の仏壇の写真です。心通院:本堂の須弥壇

当寺は、永禄9年(1566)足利長尾五代目政長が、両親 憲長夫妻 菩提のため創建されました。

昭和38年 鉄筋立て八角形の本堂を再建しました。

釈迦牟尼仏をご本尊とし、「己を無にして、他のために尽くす」<利他行>に
生きる感謝報恩合掌の生活を教えとしています。

ここに、海運、福寿、智恵の寿老人が祀られ、安産子育延命地蔵菩薩、ぼけ除け観音菩薩とともに、霊験あらたかなため、延命長寿、海運厄除け、家内安全等を願い、広く信仰されています。

境内 由緒書 より 抜粋

<心通院:基本情報>

正式名称 大圓山 心通院
(だいえんざん しんつういん)
七福神 寿老人<長寿・富貴・招福>
宗 派 曹洞宗
創 建 永禄9年(1566)
開 山 学英宗益和尚
開 基 長尾政長
本 尊 釈迦如来
本 山 永平寺 總持寺
所在地 〒326-0808
足利市本城一丁目1742
電 話 0284-41-3202
アクセス・太平記館から 1.8km 徒歩24分
アクセス・その他 JR足利駅:車8分 徒歩30分
東武足利市駅:車10分 徒歩30分
北関東自動車道 足利IC:車15分
(駐車場) あり(無料)
特記事項 御朱印は発行していません。

<心通院:地蔵尊>

心通院:地蔵尊の写真です。心通院:地蔵尊

 

心通院 寿老人 の写真です。地蔵尊・寿老人

<心通院:参拝スタンプ>

心通院:参拝スタンプの写真です。心通院:参拝スタンプ

スタンプは、休憩所前に設置されています。

御朱印は、授与されていません。(2023.1.現在)

寿老人

にこやかな微笑みをたたえ、手には巻物をくくり付けた杖、鹿を従えた姿で知られています。

巻物は、人名の長寿をしるし、鹿は長寿を司る使者とされています。

延命長寿、福徳円満の神とされています。

<心通院:山門までのルート>

心通院の山門と石段の写真です。心通院:山門と参道

 

心通院山門の扁額の写真です。心通院山門:扁額(へんがく)

 

私事ですが、心通院は、私の母親の実家の菩提寺です。

幼少の時は、母に連れられてよく来ていたのですが、寺の周囲が、あまりにも発展していたので迷ってしまいました。

ややもすると、私のように、通り過ぎてしまいそうな道ですので、少し詳しく御案内しますね。

最も、わかりやすい道順は、鑁阿寺(ばんなじ)北門の道を北に、ひたすら進むルートです。

鑁阿寺の北門を背にした風景写真です。鑁阿寺北門を背にした風景

植え込みのある石畳の道を1.15km直進します。

心通院入れ口にある信号の写真です。心通院入れ口にある信号

(県道208号線:飛駒足利線)手押しの信号機を左折(西)します。

心通院入り口の石塔の写真です。心通院入り口の石塔

手押しの信号機を左折して進むと、心通院入り口と本城保育園の道標があります。

道なりに、40mほど進むと心通院山門があります。

<心通院:境内>

心通院の鐘楼の写真です。心通院:鐘楼(しょうろう)

 

心通院鐘楼に沈む夕日の写真です。心通院鐘楼に沈む夕日

山門を通ると、左手側に鐘楼があります。

そして、山門の左脇の休憩所入り口に、七福神巡りのスタンプが用意されています。

歴史的偉人の墓所を示す看板の写真です。

歴史的偉人の墓所を示す看板「足利長尾氏の墓所」など、市指定重要史跡があります。

心通院 長尾氏墓所の写真です。長尾氏墓所

 

心通院 長尾氏墓所説明書くの写真です。長尾氏墓所:由緒書

 

心通院 長尾氏墓所から臨む風景の写真です。長尾氏墓所から臨む風景

長尾氏の墓所は、心通院墓所の最上部にありました。

墓所から街並を一望できます。

心通院:愛光園の石仏の写真です。心通院:愛光園

 

心通院:境内の石仏の写真です。
心通院 六地蔵の写真です。六地蔵尊

 

心通院 地蔵堂の写真です。地蔵尊

寿老人が祀られています。

心通院 地蔵堂の扁額の写真です。地蔵尊:扁額

 

心通院 石仏の写真です、

足利七福神めぐり:②【本城厳島神社】

本城 厳島神社の写真です。本城 厳島神社:鳥居

 

本城 厳島神社の写真です。
本城厳島神社:社殿
足利七福神 (明石弁天 美人弁天)

明石弁財天の祭壇の写真です。祭壇

寛政5年(1793)の建立で、明治維新前は、「明石弁天祀」といわれていました。

昔、この里に清い水が湧く泉があったので、水にゆかりの深い神として、奉祀したと
伝えられています。

境内にある「美人弁天」は、厳島神社の御祭神、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の分身です。

奉祀:神仏・祖霊などをおまつり申しあげること。

<本城厳島神社:基本情報>

正式名称 本城厳島神社
(ほんじょう いつくしまじんじゃ)
七福神 明石弁天<福徳財宝・家内和合>
所在地 〒326-0808
足利市本城二丁目1805
電話 0284-42-0525(本城厳島神社)
0284-41-1382(美人弁天事務所)
アクセス・心通院から 400m 徒歩5分
アクセス・その他 JR足利駅:車5分 徒歩25分
東武足利市駅:車5分 徒歩25分
北関東自動車道 足利IC:車10分
(駐車場) あり(無料)
突起事項 「六角の宮」開扉日:第1・3日曜日

<美人証明書>

美人証明書の写真です。「明石弁天」美人証明書

 

明石弁天 美人証明書(裏)の写真です。明石弁天:美人証明書(裏)

「美人証明書」は、本城厳島神社「美人弁天」で発行される「美人」を証明するお守りです。(有料)

「美人弁天」にとっての「美人」とは、外見的な美しさではなく、全ての女性が持つ、
「女性の心のやさしさ」を守り、証明するもの、だそうです。(安心しました)

<御朱印>

明石弁財天の御朱印の写真です。明石弁財天:御朱印

 

本城厳島神社:御朱印の写真です。本城厳島神社:御朱印

開扉日は、毎月第1・3日曜日で、開扉日以外は、「カー&サイクルタナカ」:本城二丁目
「お菓子のロア朝倉総本店」:朝倉町で発行されます。

お守りなどの販売品の写真です。「お守り」「証明書」など

<明石弁天:参詣スタンプ>

本城厳島神社:七福神参詣スタンプの写真です。本城厳島神社:七福神参詣スタンプ

<美人弁財天>

美人弁財天の写真です。美人弁財天

 

弁財天

弁財天は、七福神の中で唯一の女神です。

元は、インドの水の神と崇拝されていましたが、川のせせらぎが奏でる音色から、音楽の女神とも呼ばれています。

そのため、広く技芸、文芸などの才能をもたらす神となりました。現在は、福徳財宝を授ける神としても信仰されています。

<なで弁天と水かけ弁天>

「なで弁天」の写真です。「なで弁天」

なでで厄災を消します。

明石弁財天:水かけ弁天の写真です。「水かけ弁天」

 

本城厳島神社:水かけ弁天の写真です。
水を掛けて厄災を流します。

<柳原用水:逆さ川>

本城厳島神社前の用水の写真です。本城厳島神社(明石弁財天)前の柳腹用水

通称「さかさ川」と呼ばれている柳原用水です。

明石弁財天の前を流れる「柳原用水」は、標高の低い地点から、高い方向へ流れており、
足利の七不思議の一つになっています。

ちなみに、足利地方を流れる川の方角は、北から南に、西から東へというのが普通です。

柳原用水は、南から北に、ましてや山の方向に向かって流れています。

そんなことから、「さかさ川」と呼ばれるようになりました。

この柳原用水は、水田開発などに大きな貢献を果たしてきました。

昔、江戸時代の初期、足利地方六か村(山下、五十部よべ、今福、五箇、助戸、江川)の灌漑かんがい用水として
寛永6年(1629)に、松田川から水が引かれました。

この際、蓮台れんだい寺のお堀を開き、北の方向に逆流させるように施工した人工の用水となりました。

* 蓮台寺:現在の足利公園にあったお寺。

* 五箇:江戸時代から明治初年頃までの足利は、五箇郷、五箇村と呼ばれていた。

* 柳原用水:昔、蓮台寺掘、五箇用水とも。

足利七福神めぐり: ③【西宮 長林寺】

長林寺 参道と山門の写真です。長林寺 参道と山門

 

長林寺 山門の扁額の写真です。長林寺山門:扁額

 

長林寺本堂の写真です。長林寺:本堂

足利七福神 (福禄寿尊)

長林寺本堂の扁額の写真です。長林寺本堂:扁額

長林寺は、室町時代の文安5年(1448)足利長尾氏の初代影人の創建によるもので、
大見禅竜禅師が開山し、長雲寺と称しました。

のちの享徳2年(1453)竜沢山長林寺と現在の名に改めました。

長尾氏代々の菩提寺となり、寺運も隆盛しましたが、戦国時代末期、小田原北条家に付いた足利長尾氏は、小田原の陣で、北条家没落と命運を共にしました。

そのため、長林寺も一時衰微しますが、元和元年(1615)に再建され、さらに元禄年間(1688~1704)に別格地となり、明治維新まで多くの僧侶の道場となりました。

長林寺由緒書より、一部引用

朝雲寺:勧農城(岩井山)の麓(ふもと)にありました。
岩井山については、

「渡良瀬橋」と「渡良瀬川」に架かる12の橋
14 渡良瀬川に架からない【岩井橋】の神社を御覧ください。

<西宮 長林寺:基本情報>

正式名称 大祥山長林寺
(だいしょうざんちょうりんじ)
七福神 福録寿尊<幸福・富貴・長寿>
宗 派 曹洞宗
創 建 文安5年(1448)
開 山 大見禅龍禅師
開 基 長尾影人
本 尊 聖観世音菩薩
本 山 永平寺 總持寺
所在地 〒326-0817
足利市西宮町2884
電 話 0284-21-5636
アクセス・本城厳島神社から 2km 徒歩30分
アクセス・その他 JR足利駅:車5分 徒歩15分
東武足利市駅:車5分 徒歩15分
北関東自動車道 足利IC:15分
東北自動車道佐野藤岡IC:50分
(駐車場) 数台あり(無料)

<西宮 長林寺:御朱印>

長林寺:御朱印の写真です。長林寺:御朱印

<西宮 長林寺:参拝スタンプ>

長林寺:参拝スタンプの写真です。長林寺:参拝スタンプ

福録寿尊のお堂の前に、設置されています。

福禄寿

長い頭、長いあごひげ、大きな耳たぶを持ち、年齢は、数千歳と言われています。

鴨を伴い経巻(きょうかん)を結んだ杖をついているのが特徴です。

幸福と富貴、長寿を兼ね備えた招徳人望の神とされています。

<西宮 長林寺:境内>

福禄寿のお堂の写真です。福禄寿堂

お堂の右側に、参拝スタンプがあります。

福禄寿尊の写真です。福禄寿尊

 

仏足石の写真です。仏足石

本堂前にある仏足石です。

仏足石は、お釈迦さまの足跡の彫刻で、釈迦如来を象徴的に表現したものです。
足に手を触れ、親しくお詣りください。

仏足石の碑文 より

長林寺の石仏の写真です。
長林寺 大日如来坐像の写真です。大日如来坐像(足利市重要文化財)

 

長林寺大日如来坐像の由緒の写真です。大日如来坐像:由緒

 

長林寺:田崎草雲の墓所(市重文)の写真です。田崎草雲:墓所(市史跡)

 

長林寺:田崎草雲の墓所(市重文)の写真です。
長林寺 足利長尾氏の墓所の写真です。足利長尾氏:墓所(市史跡)

 

長林寺 長尾氏歴代墓所の由緒の写真です。長尾氏歴代墓所:由緒

 

長林寺山門前のスイレン池の写真です。山門前:スイレン池

長林寺山門前のスイレン池です。

秋には木々の紅葉と、スイレン・・・、とても落ち着いた雰囲気が味わえます。

西宮 長林寺の関連記事は、
足利三十三観音霊場巡り:①鶏足寺~㉝鑁阿寺<完全解説>
<⑨ 西宮 長林寺:間近に見られる大日如来坐像>を御覧ください。

足利七福神めぐり: ④【西宮神社】

西宮神社:参道の写真です。
西宮神社:参道

西宮神社の鳥居の神額の写真です。西宮神社: 鳥居の神額

 

西宮神社:手水舎の写真です。西宮神社:手水舎

 

西宮神社の社の写真です。西宮神社:社殿

 

西宮神社:社殿の写真です。西宮神社:恵比須講(11月19日~20日)

 

西宮神社:拝殿の写真です。西宮神社:拝殿

西宮神社は、慶長8年(1603)代官小林重郎左衛門が、摂津国(兵庫県)の
西宮神社を勧請し、創建しました

毎年11月19日~20日に行われる「恵比寿講」の際には、開運や商売繁盛を願う人々で賑わいます。

勧請(かんせい):神仏の分身・分霊を他の地に移して祀ること。

<西宮神社:基本情報>

正式名称 西宮神社
(にしのみやじんじゃ)
七福神 恵比寿神<商売繁盛・財福清康>
所在地 〒326-0817
足利市西宮町2931
電話 0284-21-6790
アクセス・長林寺から 700m 徒歩10分
アクセス・その他 JR足利駅:車7分 徒歩28分
東武足利市駅:車5分 徒歩28分
北関東自動車道 足利IC:15分
東北自動車道佐野藤岡IC:50分
(駐車場) あり(無料)恵比寿講:臨時駐車場

<西宮神社:御朱印・御札>

西宮神社:恵比須講の御札・御朱印の写真です。
西宮神社:恵比須講の御札・御朱印

西宮神社:御神酒の写真です。西宮神社:御神酒

祭りの日は、宮司さんが御朱印帳に記入してくれます。

また、由緒書は、太平記館にも用意されています。

<西宮神社:参拝スタンプ>

西宮神社:参詣スタンプの写真です。西宮神社:参拝スタンプ

スタンプは、石段左側にある社務所の前に

恵比寿神

七福神の中で、唯一日本出身の神です。

人々に福と安全を授ける守護神、商売繁盛や漁業、除災招福の神として、
信仰と人気を集めています。

ふくよかな笑顔(えびす顔)が特徴です。

西宮神社 恵比寿講のポスターの写真です。
恵比寿講:ポスター

 

西宮神社 神楽殿の写真です。神楽殿

秋季大祭の恵比寿請では、神楽が奉納されます。

西宮神社:奉納神楽の写真です。西宮神社:奉納神楽

 

西宮神社 本殿裏の摂社・末社の写真です。本殿裏の摂社・末社

本殿の裏には、稲荷神社、秋葉神社、神名宮、八坂神社、山神社などの末社・摂社があります。

西宮神社:稲荷神社の写真です。西宮神社:稲荷神社

 

西宮神社:火防秋葉神社の写真です。西宮神社:火防秋葉神社

 

西宮神社:皇大神宮の写真です。西宮神社:皇大神宮

 

西宮神社:八坂神社の写真です。西宮神社:八坂神社

 

西宮神社:山神社の写真です。西宮神社:山神社

摂社・末社:本社に付属し、主祭神と縁故の深い神を祀った神社。

摂社は、本社と末社の間に位し、本社の境内にあるものを境内摂社・末社といいます。

<西宮神社:恵比須講の屋台>

西宮神社:恵比須講の入口の写真です。西宮神社:恵比須講の入口

 

西宮神社:恵比須講の屋台の写真です。西宮神社:恵比須講の屋台

 

西宮神社:恵比須講の屋台の写真です。
西宮神社:恵比須講の屋台の写真です。
西宮神社:恵比須講の屋台の写真です。

足利七福神めぐり: ⑤【常念寺】

常念寺の看板の写真です。常念寺の看板

常念寺:本堂の写真です。常念寺:本堂

 

常念寺:須弥壇の写真です。常念寺:本堂の須弥壇

須弥壇の中央奥に、御本尊の阿弥陀如来坐像が安置されており、前方はタイの仏像が鎮座しています。

常念寺は、平安末期、康治2年(1143)の創建と伝えられ、時宗の宗祖 一遍上人の法孫遊行中、荒廃した寺の再建に尽力されました。

本堂は、昭和61年に新築され、布教活動の場として面目を一新しました。

すぐれた仏像の中に、仏法護持の毘沙門天が、威風堂々のお姿で祀られ、足利市内の反映を守護しています。

財宝福徳、子孫繁栄を授け、北門の守り神です。

本堂の厨子には、素戔嗚尊(すさののみこと)、稲田姫命(くしなだひめみこ)御神像二体があります。

スリランカの仏舎利奉安の寺です。

毎年、8月16日 大施餓鬼を厳修します。

施餓鬼(せがき):餓鬼道で苦しむ衆生に、食事を施して供養することで、特定の先祖への供養でなく、広く一切の諸精霊に対して修されます。

<常念寺:基本情報>

正式名称 称名山 供教院 常念寺
(じょうねんじ)
七福神 毘沙門天<除災招福・心願成就>
宗 派 時宗
創 建 康治2年(1143)
本 尊 阿弥陀如来
本 山 清浄光寺(遊行寺)
所在地 〒326-0814
足利市通七丁目3094
電 話 0284-21-2016
アクセス・西宮神社から 1km 徒歩13分
アクセス・その他 JR足利駅:車5分 徒歩23分
東武足利市駅:車5分 徒歩24分
北関東自動車道 足利IC:15分
北関東自動車道 太田桐生IC:20分
東北自動車道 佐野藤岡IC:50分
(駐車場) あり(無料)

<常念寺:毘沙門天>

常念寺:毘沙門天の写真です。常念寺:毘沙門天

<常念寺:御朱印>

常念寺:御朱印の写真です。常念寺:御朱印

<常念寺:参拝スタンプ>

常念寺:参拝スタンプの写真です。常念寺:参拝スタンプ

参拝スタンプは、本堂入り口にあります。

毘沙門天

四天王の一仏で、別名「多聞天」とも呼ばれ、甲胃を身に着け、武将の姿で勇ましい顔を
しています。

除災招福・心願成就の神とされ、江戸時代以降は、勝負事にも、ご利益ありと崇められています。

常念寺 参拝スタンプとスイッチの写真です。
参拝スタンプとスイッチ
スタンプの隣に、押しボタンがあり、ボタンを押すと、本堂内の祭壇に灯りが点ります。

<常念寺:本堂内の諸仏>

常念寺:子育て観音像の写真です。常念寺:子育て観音像

 

常念寺:花祭り「花御堂」の写真です。常念寺:花祭り「花御堂」

 

常念寺:花御堂の釈迦如来像の写真です。常念寺:花御堂の誕生仏

常念寺は保育園を設けており、お釈迦様の誕生を祝う仏教の行事である「花祭り」(4月8日)が行われています。

* 「花祭り」:灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、降誕会(ごうたんえ)、浴仏会(よくぶつえ)とも。

<常念寺:境内>

常念寺 鐘楼の写真です。鐘楼(しょうろう)

 

常念寺 一遍上人の像の写真です。一遍上人:像

常念寺のすぐ西隣には、これから参拝する福厳寺の子安観世音菩薩が安置されています。

福厳寺本堂は、ここから離れたところにありますので、よろしかったら、子安観世音菩薩を最初に参拝するとよいでしょう。

常念寺の関連記事は、
足利逆さ川散歩コース:法楽寺、樹覚寺など15名所の御案内
6 足利逆さ川散歩コース:④ 常念寺を御覧ください。

足利七福神めぐり: ⑥【福厳寺】

福厳寺の石塔の写真です。福厳寺(ふくごんじ):石塔

 

足利公園 八雲神社 福厳寺を示す道標の写真です。足利公園 八雲神社 福厳寺を示す道標

福厳寺石塔の隣に立てられた道標です。

福厳寺は、森高千里さんの歌『渡良瀬橋』の歌詞に登場する「八雲神社」の近くにあります。

福厳寺 本堂の写真です。福厳寺:本堂

福厳寺の寺伝によれば、伊豆走場山般若寺の僧「理真」(りしん:足利義兼が帰依していた高僧)により開山されました。

源平合戦に活躍した、足利義兼の妻「時子」が懐妊の折、姉の「政子」の依頼により、理真が足利に来て、当福厳寺で男子変成の祈祷(きとう)をしたと伝えられます。

境内に子安観音があります。

男子変成:変成男子(へんじょうなんし)によります。

福厳寺 本尊 木造 釈迦如来坐像の写真です。木造 釈迦如来坐像

福厳寺の本尊 釈迦如来坐像は、15世紀ごろ(室町時代)の作です。

法量は、像高:52.5cm、膝張り:40.2cm、坐奥:37.3cm、光背総高:93.5cmです。

釈迦如来坐像は、本堂中央の須弥壇(しゅみだん)上に座しています。本体は檜材寄木造り、表面黒漆塗りで、眼には玉顔が入れられています。

足利市教育委員会 より抜粋

福厳寺 子安観音像の写真です。観音像

<福厳寺 基本情報>

正式名称 多宝山 福厳寺
(ふくごんじ)
七福神 布袋尊<福徳円満・家内安全>
宗 派 臨済宗 建長寺派
創 建 永寿元年(1182)、康永2年(1343)に
臨済宗建長寺派となる。
開 基 藤姓足利又太郎忠綱
開 山 理真上人(後世、実堂権禅師を開山として
臨済宗建長寺派となる)
本 尊 釈迦如来
本 山 建長寺(鎌倉)
所在地 〒326-0816
足利市緑町一丁目3270
電 話 0284-21-6990
アクセス・常念寺から 230m 徒歩4分
アクセス・その他 JR足利駅:車5分 徒歩25分
東武足利市駅:車7分 徒歩20分
北関東自動車道 足利IC:15分
北関東自動車道 太田桐生IC:15分
東北自動車道 佐野藤岡IC:50分
(駐車場) あり(無料)

<福厳寺:布袋尊>

福巌寺:布袋尊の写真です。福巌寺:布袋尊

<福厳寺:御朱印>

福巌寺:布袋尊の御朱印の写真です。福巌寺:布袋尊の御朱印

<福厳寺:参拝スタンプ>

福巌寺:参拝スタンプの写真です。福巌寺:参拝スタンプ

スタンプは、本堂の中にあります。

布袋尊

布袋尊は、他の6人の神と異なり、ただ一人、中国・唐の時代に実存した僧侶です。

おおらかな笑顔、何もこだわらない楽天的な生き方が、当時の禅僧をはじめ、人々に
「至福」の象徴と受け入れられたそうです。

笑門来福、夫婦円満、子宝の神として信仰されています。

参拝スタンプが置かれた本堂の写真です。

参拝スタンプが置かれた本堂

本堂内に置かれた「参拝スタンプ」の写真です。本堂内に用意された「参拝スタンプ」

布袋尊スタンプは、本堂の須弥壇の隣の部屋に用意されていました。

参拝者に対する、あまりにも丁寧なお心遣いに、言葉にならないほど、感激しました。

福厳寺 布袋尊像の写真です。布袋尊像

 

福巌寺:布袋尊の写真です。福巌寺:太陽のように笑う布袋尊

 

福厳寺 布袋尊の由緒書の写真です。布袋尊の由緒書

<福厳寺:境内>

福巌寺:六地蔵堂の写真です。福巌寺:六地蔵堂

 

福巌寺:延命セキ地蔵尊堂の写真です。福巌寺:延命セキ地蔵尊堂

 

福厳寺 セキ地蔵尊の写真です。延命セキ地蔵尊

延命セキ地蔵尊をとり囲むように、小さな諸仏が数多く安置されています。

それぞれが魅力的な諸仏ですが、いつも筆者の目にとまるのは、色鮮やかな仏画です。

福巌寺:横笛を吹く菩薩の写真です。福巌寺:横笛を吹く菩薩

 

福厳寺 和顔菩薩の写真です。和顔菩薩(わげんぼさつ)

 

福厳寺 救世観音菩薩像の写真です。救世観音菩薩像

<福厳寺:子安観世音菩薩>

常念寺の西隣には、子安観世音菩薩堂があります。

常念寺の隣から登る石段の写真です。常念寺の隣から登る石段

 

福厳寺 子安観世音菩薩堂の写真です。福厳寺:子安観世音菩薩堂

 

福厳寺 子安観世音菩薩像の写真です。福厳寺:子安観世音菩薩像

福厳寺の関連記事は、
足利三十三観音霊場巡り:①鶏足寺~㉝鑁阿寺<完全解説>
<⑧ 福厳寺:義兼公と時子姫の持仏と伝わる観音様>を御覧ください。

足利七福神めぐり: ⑦【鑁阿寺】

鑁阿寺「太鼓橋」と「山門」の写真です。鑁阿寺(ばんなじ)「太鼓橋」と「山門」

 

鑁阿寺「本堂」の写真です。「大御堂:本堂」

 

鑁阿寺:本堂の須弥壇の写真です。鑁阿寺:本堂の須弥壇

鑁阿寺は、鎌倉時代、建久7年(1196)に、足利義兼によって建立された真言宗大日派の
本山です。

山号は、金剛山。本尊は、大日如来です。(源氏、足利氏の守り本尊)

約4万平方メートルに及ぶ敷地は、元々、足利氏の館(やかた)であり、現在でも、四方に門を設け、土塁と堀がめぐらされています。

平安時代後期による、武士の館の面影が残されており、「史跡 足利氏宅跡」として、国の史跡に指定されました。(大正10年3月指定、現在「日本の名城百選」になる)

寺院としては、鎌倉時代初期、建久7年(1196)源姓足利氏二代目の足利義兼(よしかね)が発心得度し、邸宅内に持仏堂を建てたのが始まりとされます。

義兼の死後、三代目の義氏(よしうじ)が堂塔伽藍(がらん)を建立し、足利一門の氏寺としました。

寛喜元年(1229)に落雷により焼失しましたが、足利貞氏(さだうじ)が禅宗方式を取り入れ、改修しました。

日本の禅宗様式への最初の転換期にあたります。

鑁阿寺 大いちょうの写真です。大いちょう(天然記念物)

 

鑁阿寺は、春は桜、秋は大いちょうの紅葉が見事で、市民には「大日様」と呼ばれ親しまれています。

<鑁阿寺:基本情報>

正式名称 金剛山 鑁阿寺
(ばんなじ)
七福神 大黒天<福徳・財宝>
宗 派 真言宗 大日派
創 建 建久7年(1196)
開 山 理真上人
開 基 足利義兼
本 尊 大日如来
本 山 鑁阿寺
所在地 〒326-0803
足利市家富町2220
電話 0284-41-2627
アクセス・福厳寺から 1.5km 徒歩19分
アクセス・その他 JR足利駅:車5分 徒歩10分
東武足利市駅:車7分 徒歩15分
北関東自動車道 足利IC:10分
北関東自動車道 太田桐生IC:15分
東北自動車道 佐野藤岡IC:45分
(駐車場) あり(無料)太平記館 観光駐車場

<鑁阿寺:御朱印>

鑁阿寺:大日如来の御朱印の写真です。鑁阿寺:大日如来の御朱印

<鑁阿寺:大黒天と御朱印>

鑁阿寺 大黒天の写真です。鑁阿寺 大黒天

 

鑁阿寺の大黒天の写真です。鑁阿寺 大黒天

 

鑁阿寺 大黒天の御朱印の写真です。鑁阿寺:大黒天の御朱印
大黒天

福徳や財宝を与える福の神として、祀られています。

米俵(こめだわら)の上に立ち、右手に打ち出の小槌、左肩に大きな袋を背負った優しい笑顔の神様です。

大国主命(おおくにぬしのみこと)と神仏習合したものと言われています。

<鑁阿寺:参拝スタンプ>

鑁阿寺:七福神スタンプの写真です。鑁阿寺:七福神スタンプ

参拝スタンプは、本堂の受付内にあり、有料(100円)で押印してもらいます。

鑁阿寺本堂に続く灯りの写真です。足利灯り物語:鑁阿寺本堂に続く灯り

足利灯り物語の詳細は、
足利灯り物語:渡良瀬橋・織姫神社・鑁阿寺・足利学校・物外軒へ

鑁阿寺の関連記事は、
足利三十三観音霊場巡り:①鶏足寺~㉝鑁阿寺<完全解説>
<㉝ 鑁阿寺:真言宗大日派の本山>

国宝 鑁阿寺:地元足利から御紹介「歴史と伝説の散歩道」を御覧ください。

鑁阿寺を最後に、太平記館にもどります。

たくさんの楽しい想い出ができたことでしょう。

またのお越しを心よりお待いたします。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

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