栗田美術館と、あしかがフラワーパークは隣接しています。
せっかくお越しですから、栗田美術館とあしかがフラワーパークの両方を御覧いただきたいところです。
しかし、栗田美術館とあしかがフラワーパークの間に、JR両毛線と県道67号線があり、車を大きく迂回させる必要があります。
とくに、来園者のピーク時には、車が大渋滞してしまい、移動するだけでもたいへんになっています。
そこで、足利市民にとって周知のことですが、結論を先に述べます。
車を「栗田美術館」か「あしかがフラワーパーク」に駐車し、徒歩で、JR良問線のガード下を利用すると便利です。
それでは、「車はどこに駐車したらベストでしょうか?」
と、お悩みのあなたへ、安心してお越しいただけるよう、画像でわかりやすく御案内いたします。
車をどちらかの駐車場(両方無料)に置いて、
徒歩10分で!
1 美術館駐車場 ⇒ 美術館見学/JR両毛線ガード下(徒歩10分) ⇒ フラワーパーク散策/JR両毛線ガード下(徒歩10分) ⇒ 美術館駐車場
2 フラワーパーク駐車場 ⇒ フラワーパーク散策/JR両毛線ガード下(徒歩10分)⇒ 栗田美術館見学/JR両毛線ガード下(徒歩10分) ⇒ フラワーパーク駐車場
3 フラワーパーク駐車場/JR両毛線ガード下(徒歩10分) ⇒ 美術館見学/JR両毛線ガード下(徒歩10分)⇒ フラワーパーク・イルミネーション散策 ⇒ フラワーパーク駐車場
(イルミネーション散策時刻によって、栗田美術館の駐車場が利用できない場合もありますので、予めフラワーパークに駐車)
* あしかがフラワーパーク イルミネーション「光の花の庭」
詳細は、<開園期間・時間・料金>を御覧を御覧ください。
イルミネーション:10月中旬~2月中びゅん
「花と光のコラボレーション」
「フラワーパークのクリスマス」
「ニューイヤーイルミネーション」
* イルミネーション点灯 午後4時30分頃から
* 周辺道路の交通渋滞緩和、事故防止のため、交通規制が実施される期間があります。
* 平日の御来園は、お車がスムーズです。
週末は、公共交通機関(JR両毛線あしかがフラワーパーク駅)の御利用をおすすめします。
* 交通規制は、車道のみのため、自転車・歩行者道は御利用になれます。
* 詳細は、公式ホームページを御参照ください。
【あしかがフラワーパーク駅⇔栗田美術館 徒歩ルート】
あしかがフラワーパークの周辺には、多くの無料駐車場があります。
また、栗田美術館にも、広い無料駐車場があります。
これから、「あしかがフラワーパーク駅」を起点に、「栗田美術館」までの、徒歩ルートを御案内します。
あしかがフラワーパークの駐車場は、駅周辺と、園内にあります。
電車でお越しになる方のためにも、駅を基点にして御案内いたします。
(お帰りの際、駅の混雑が予想されますので、事前に交通系ICカードへのチャージをし、
お早めにお越しください)
駅時刻表は、渡良瀬橋ブログ「資料集」
5 【JRあしかがフラワーパーク駅時刻表】をご覧ください。
駅は、南口しかありません。(北口があれば、栗田美術館へは、
行きやすかったのですが・・・)
改札を出て、階段を下りると、点字ブロックがあります。
点字ブロック沿いを左に曲って進むと、フラワーパーク正面ゲート方向になります。
点字ブロック沿いに進むと、フラワーパーク沿いの歩道に渡る横断歩道になります。
横断歩道を渡ります。
フラワーパーク沿いの歩道をしばらく進むと、正面ゲート入り口に着きます。
フラワーパークの正面ゲート入り口を背に、反対側の歩道へ横断します。
左手正面に、「栗田美術館」への案内が見えます。
「花から華へ」、「徒歩5分の近道」との表示があります。
横断歩道を渡り、右に曲ります。
JR両毛線ガード下連絡通です。
車止めのある歩道を進みます。
JR両毛線のガード下をくぐります。
初めてお越しになった方は、この連絡道を徒歩で利用することは、とうてい想定できませんよね。
狭いガード下ですが、徒歩や自転車にとっては、たいへん便利な連絡道になっています。
案内の矢印方向(左)に曲ります。
間もなく、県道67号線(桐生・岩舟戦)の交差点に着きます。
反対の歩道側に、富田郵便局があります。
手押しの信号機の横断歩道を郵便局側に渡り、右に曲ります。
歩道を進む(東:富田駅方向)と、左手側に、美術館の案内プレートが見えてきます。
間もなく右手側に、美術館の大きな看板が見えてきます。
美術館の大きな看板の先に、県道67号線(小山 佐野方面)と、犬伏街道(田沼方面・美術館通り)の交差点があります。
交差点の横断歩道を渡り、道なり(田沼方面・美術館通り)に進んで下ると、左手側に、美術館の正門が見えてきます。
正門を過ぎると、美術館の駐車場になります。
生け垣の右側も、広い駐車場です。
◎ バス10台、乗用車350台収容:無料
駐車場の奥(写真左手側)にある「大手門」は、入場券販売所になっています。
<栗田美術館までの距離と所要時間>
あしかがフラワーパーク | 500m 徒歩 7分 |
---|---|
JR富田駅 | 650m 徒歩 9分 |
迫間自然観察公園 | 1150m 徒歩15分 |
あしかがフラワーパーク駅 | 850m 徒歩11分 |
東武伊勢崎線足利市駅下車 タクシー利用 |
15分 |
東北自動車道 佐野・藤岡インター |
15分 |
北関東自動車道 佐野・田沼インターまたは、 足利インター |
15分 |
首都高速道路・箱崎インター 東北自動車道・佐野インターまで |
60分 |
<栗田美術館周辺の地図>
【栗田美術館】
<栗田美術館:基本情報>
休館日 | 月曜日(祝日の場合翌日) 年末年始12月28日~1月2日 |
---|---|
開館時間 | 午前9時30分~午後5時 |
入館料 | 一般1,250円/小中高生500円 団体20名以上20%割引 |
入場割引券等 | 事前にダウンロードして、必要事項を記入
割引券1枚で2名様まで20%割引 * 障害者手帳保持者と介護者の入館割引あ り、窓口に相談してください。 |
所在地 | 〒 329-4217 栃木県足利市駒場町1542 ☎ 0284-91-1026 |
<栗田美術館:館内見学>
栗田美術館の敷地は、3万坪に及びます。
周辺は、足利市富田地区の赤松を主とした山林で、自然を生かした丘の上にあります。
美術館は、伊萬里、柿右衛門、鍋島を所蔵する世界屈指の陶磁美術館です。
* 以下の御案内より、「栗田美術館入館のパンフレット」内にある案内図の建物番号を使用します。
大手門から入館すると、古民家風のギャラリーがあります。
ギャラリーの左方向に進みます。
坂道を上ると、「万葉碑⑯」と「お手洗い⑰」があります。
「万葉碑⑯」手前の坂道(右)を上ります。
上り坂の右手側には、石仏がありました。
きれいな花も供えられていて、美術館の心意気を、最初に感じる場面でした。
<栗田美術館:栗田山荘>
坂道を上ると、右手側に「栗田山荘⑱」が見えてきます。
山荘を過ぎて、「本館①」に向かいます。
<栗田美術館:本館>
本館前の石畳には、創始者の思いが、つづられています。
本館に限らず、所蔵されている数々の名品をこれほどとなく間近で鑑賞できるのは、「栗田美術館」ならではのことと、感激しました。
<栗田美術館:資料館>
資料館の鑑賞を終え、「歴史観②」に向かいます。
庭園の砂は、見事に整えられており、その上を歩くことも、遠慮されるほどでした。
<栗田美術館:歴史館>
この展示室は、写真撮影が許されています。
多くの来館者の方々が、記念写真を撮っています。
あなたもインスタ用に、いかがですか?
正徳~延享頃 (1711-1748)
四方の窓絵に、松と唐獅子、牡丹の文様を交互に描き、肩には染め付けと金の縁取り内に輪郭を赤で線書きした菊花文様がめぐらされ、濃い染付地には花卉文様と金彩で唐草が描かれている。室内装飾用にヨーロッパで後付けされた金工細工の金具は、左側の大壺と同じ形状である。
太湖石を濃い色の染付で、枝は染付と金で描き、二羽の鳳凰と牡丹や椿を赤・黄・緑・紫・金の上絵付で表し、頸(くび)には亀甲や花卉文様など、肩には渦巻き、蛸唐草、牡丹文様をめぐらせている。
白の余白に濃い色の染め付けが映え、色絵の華やかさを引き立てている。これと同様の作品が、ドイツのドレスデン国立博物館やシャルロッテンブルグ宮殿に所蔵されている。
壺の摘に岩の上に憩う鷹の親子と柘榴が付けられた、ヨーロッパ輸出用の大壺。壺の胴を飾り房で二方に分け、さらに両面に窓を抜く。太く隈取りされた窓には、それぞれ牡丹鳳凰文と菊花鳳凰文があらわされ、壺の肩や裾、蓋の甲には唐花草花文が描かれている。これらの文様は染付に朱・黒・茶・金で彩られ、やや暗い発色の染付に多用された金彩が華やかに映え、金襴手と呼ぶにふさわしい作品である。
蓋の胴を朱黒金の飾房で二方に分け、太い隈取りの木瓜型と扇形の窓絵にそれぞれ鳳凰と菊花文を描く。
蓋の肩と裾、蓋には濃い染付地に赤と金で同じ図案の文様を表し、蓋の摘は獅子を象っている。この大壺のように輸出伊萬里によく見られる濃い染付地に金彩を多用し、朱に赤・薄赤の色絵で文様を描く様式は装飾過多の印象を受けるが、これらはヨーロッパ市場の好
み、すなわちバロック文化の趣味に適応したものと思われる。
壺の蓋と胴の四方の窓絵には交互に花籠文様と山水文様を描き、地は濃い染付に金と赤で藤などの花文様で埋め、蓋の鐔(つば)、壺の肩と裾には黒地に金、赤、染付で梅花と椿の折枝文を描いている。
この大壺の様な、胴が張り、長い頸(くび)をつけ、鐔のある帽子の様な大きな蓋をもつ大壺は18世紀に数多くヨーロッパに輸出された。
染付に赤・黒・金のみで彩色された輸出用の蓋付大壺。壺の胴には花車を引く六人の美人文を三方に配し、蓋の甲や、壺の肩と裾には遊里を描いたと思われる風俗文が連続してめぐらされている。
主文様の振分髪の女童や御所髪を結った美人たちが、花の折枝を手に花車を引く様子は、いかにも華やかである。
このような和様の美人や風俗の文様は、ヨーロッパで特に好まれた意匠の一つである。
赤地に扇や熨斗などの窓絵に獅子や藤花、美人文様を赤と金と黒のみで描き、染付の花唐草との対比が鮮やかである。そしてバロックの様式の室内の装飾用に金工細工の金具が後付けされている。
右側の大壺とは全く異なる意匠ながら同じ形状の細工がなされ、堂々たる一対の飾壺が出来上がっている。
伊萬里「色絵桜菊牡丹文蓋付大壺」幕末~明治頃 (1860年代以降)
伊萬里「色絵松竹梅鳳凰文蓋付大壺」について
伊萬里焼 大壺の展示室
<栗田美術館:フレディ・マーキュリー>
フレディ・マーキュリークイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーが1986年9月26日に、来館した時の写真です。
彼が日本文化と伊萬里を愛していたことが、よくわかります。
この他にも、フレディの写真などが、数多く展示されています。
歴史館最上階会議室からの風景です。
丘は、赤松の原生林で囲まれています。
美術館の背後には、大小山を控えています。
歴史館を出ると、赤松の道に通じます。
赤松の道は、「栗田山草園㉛」、
「陶磁研究所㉖」方面に向かいます。
山草園は、数万株のカタクリの大群生地であり、毎春3月には、可憐にして優雅な花が楽しめます。
<栗田美術館:登り窯>
趣の深い「登り窯」がありました。
<栗田美術館:栗田嵐嶽記念館>
<栗田美術館:陣屋門>
栗田嵐嶽記念館をあとにして、陣屋門を通ります。
館内の庭園には、いくつもの石仏が鎮座しています。
それぞれの石仏の表情を拝見すると、何とも言えぬ趣を感じます。
<栗田美術館:陶磁会館>
陶磁会館には、喫茶室があります。
陶磁会館前の広場にある「志向の象」です。
喫茶室で、おいしいコーヒとケーキをいただいた後、「阿蘭陀館」㉑(ミュージアムショップ)で、来館記念のお土産を買いましょう。
阿蘭陀館の職員の方に、創始者である栗田英男氏の思い出話をお聞きしました。
「とても、きびしい方でしたが、お陰様で、今の私がこうしていられるのです・・・」
職員の方の心温まるお言葉でした。
左側は、「栗田英男記念館」、右側は現在の「栗田美術館」のパンフレットです。
「栗田英男記念館」は、栗田美術館が創設される前、足利市役所のすぐ隣にありました。
とても貴重なパンフレットです。
あまりにも、なつかしい記念館の写真です。
足利市生まれの筆者にとって、永遠に残したい大切な資料となりました。
足利市内の美術館については、
足利市の美術館5選:足利市立医術館、栗田美術館あど【まとめ】を御覧ください。
【栗田美術館からあしかがフラワーパークへ】
栗田美術館を出て、もと来た道をもどりましょう。
県道67号線の横断歩道を南側に渡ります。
JR両毛線ガード下連絡通路を南に抜けます。
歩道の反対側に、あしかがフラワーパーク入口があります。
【あしかがフラワーパーク】
<あしかがフラワーパーク:パープル&ローズガーデン>
あしかがフラワーパークでは、10月上旬頃より、アメジストセージと秋バラが見頃を迎えます。
夏季は、温帯性スイレン、熱帯性スイレンが見ごろを迎えていました。
<あしかがフラワーパーク;基本情報>
* 以下の情報は、参考です。
お出かけの際は、公式ホームページを御確認ください。
期 間 | 大 人 | 子ども |
---|---|---|
2021年 7月 1日~12月30日(昼の部) | 400円~800円 | 200円~400円 |
2021年10月16日~ 2月14日(夜の部) | 1,100円 | 600円 |
* 子ども料金は、4才~小学生まで。 20名様以上の団体様は、上記料金の10%割引です。
* 定休日はありません。2月第3水、木と、12月31日は休園です。
<あしかがフラワーパーク:入園時間>
[光の花の庭] 2021年10月16日(土)~ 2022年2月14日(月)予定
期 間 | 時 間 |
---|---|
平 日 | 午後3時30分~午後8時30分 |
土日祝 | 午後3時30分~午後9時00分 |
* 10月16日(土)~昼の部は、 午後3時に退園となります。
* 夜の部のチケットは、その後に販売されます。
<あしかがフラワーパーク:スイレン>
<あしかがフラワーパーク:バラ>
「ファビラス!」
アメリカ キースザリー 2000年
純白 中輪
花名は「すばらしい」の意味
「タイムレス’98」
アメリカ キースザリー1996年
赤 大輪
絶え間なく咲き続ける
「るる」
日本 竹内俊介 2006年
コーラルピンク裏弁クリームホワイト
2006年JRC銅賞受賞
「ウィンナーシャルメ」
ドイツ コルデス 1963年
黄銅色 大輪
「ウィーンの魅惑」という花名
「マガリ」
フランス メイアン 1986年
コーラルピンク
丈夫で育てやすい、濃厚な香り
「金閣」
日本 岡本勘治郎 1975年
黄色 大輪
風格ある剣弁高芯咲きの巨大輪
「ミラベラ」
アメリカ キースザリー 1995年
中輪
大変丈夫で秋まで花立ちの衰えない香りよい
「ハーモニー」
ドイツ コルデス 1981年
コーラル朱色 大輪
華やかな花色で、美しい花形の強健種
「マヌウメイアン」
フランス メイアン 1979年
ローズピンク 大輪
1978年マドリード国際コンクール金賞受賞
<あしかがフラワーパーク:園内の花々>
園内には、いろいろな花が咲いています。
大きなギボウシの花も咲いていました。
この花は、渡良瀬橋のたもとで咲いていた花とよく似ています。
きっと、同じ仲間なのでしょう。
10月中旬から始まる「イルミネーション」の準備も、進んでいるようです。
もうすぐ、「光の花の庭」Flower Fantasyが始まります。
ぜひ、お越しくださいね。
最後まで御覧頂き、ありがとうございました。
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こちらこそ、よろしくお願いいたします。
プログさん、ありがとうございます。また、よろしくお願いいたします。
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