キュウリは、ツルに成ることはわかるけれど、地面に這わせたり、支柱にからませたり・・・。
「キュウリの育て方が、いまいち分からない」
という貴方といっしょに、キュウリの種まきから収穫までの作業をリアルタイムで実践し、発信します。
(市販の苗を購入される方は、<苗の定植>から御覧いただければ幸いです)
たしかに、ネットで調べたり、本を読んだりしても、なかなか分からないことも多いですよね。
そこで、当コンテンツでは、栽培しながら生じる疑問や質問などについて、みんなで解決する場になることを目指します。
そして、あなたも、収穫の喜びを実感することに
なるはずです。
さあ、お子さんといっしょに、自由研究の感覚で、楽しく、気楽にチャレンジしてみましょうね。
目次
【キュウリ(立ち型系)の種】
✩ 病気に強く、長期間とれる ✩
<一代交配種です>
一代交配種:この種で育った実から、再び種を採って栽培しても、同じ品質の実は、ほとんど収穫できません。
この品種は、「立ち型系キュウリ」ですので、支柱やネットが必要となります。
[品種名] :うどんこ病に強い キュウリ 美咲®シリーズ 920430
一代交配 サカタのタネ
- [科・属名]:ウリ科 キュウリ属
[原産地] :インド(ヒマラヤ)
[生産地] :インド
特 徴
病気に強く、特にうどんこ病に強い作りやすい品種です。子ずるの発生が良く、たくさんの量が安定して長期間収穫できます。
<キュウリの種類と果実のつき方>
以下に、キュウリのつると果実のつき方についてまとめました。
少し複雑ですが、参考程度に御覧ください。
なお、実際の作業は、「5~6節までの子づるは摘みとり、それから上の子づるは、本葉2枚のすぐ上で摘みとります。
親づるの先端は、支柱の高さで摘みとります」
と言う具合に、たいへん分かりやすくなっていますので、御安心くださいね。
● キュウリの種類とつるの伸ばし方
つるの伸び方 | つるの誘因 |
---|---|
直立型 | つるを支柱やネットに誘引し、 地面に対して、上に伸ばす。 |
地這型 | つるを地面にタイして、平行に 這わせる。 |
● キュウリの雌花・果実のつき方 ①
種 追 | 実のつき方 |
---|---|
節成性 | 各節に雌花がつき果実になる。 |
枝成性 (飛び節成) |
各節ではなく、飛び飛びに雌花がつき果実になる。 |
● キュウリの雌花・果実のつき方 ②
果実の成り方 | 果実のつき方 |
---|---|
節成性・親づる型 | 親づるの各節につく。 |
節成性親づる・子づる型 | 親と子づるの各節につく。 |
枝成性(飛び節成)・子づる型 | 主に小づるの節に、 飛び飛びにつく。 |
枝成性(飛び節成)親づる・子づる型 | 親と子づるの節に、 飛び飛びにつく。 |
<キュウリ(立ち型系)の特性>
まき時:暖かい地域 | 3~8月 |
---|---|
:寒い地域 | 4~6月 |
収穫の目安 | 果実が21~22cmになったころが収穫適期です。
採り遅れると株に負担がかかり、収穫量が減るので早めに収穫します。 |
数量 | 36粒~(40粒) |
発芽率 | 90%以上 |
発芽での日数 | 4~6日 |
発芽適温(地温) | 25~30℃ |
生育適温 | 20~25℃ |
* 種数量の( )内は、実際に封入されていた 数量を示します。
【キュウリ(立ち型系)栽培場所の準備】
キュウリの育て方のコツは、堆肥を多めに施すことです。
キュウリは、堆肥を施した肥沃で、保水性のある土壌を好みます。
キュウリの成長は早く、肥料切れにならないよう、はやめに追肥を施しましょう。
● 定植場所の準備:定植半月以上前
場所 | 肥料等 | 分 量 | 耕 耘 |
---|---|---|---|
全面 1㎡ |
石灰 | 2振り | よく耕す |
ウネ 1m |
堆肥 | バケツ 2~3杯 |
深さ15cmの 深さで、よく耕す。 |
〃 | 化成肥料 | 1握り | |
〃 | 油粕 | 1握り |
* 1振り:約40g 1握り:約50g バケツ1:約1kg
● コンテナの準備:定植1~2週間前 容器:プランター・ポリトロ(目安:20ℓ:1箱)
用 土 | 肥 料 |
---|---|
畑土:6 堆肥:4 | 化成肥料・油かす それぞれ1握り |
* 用土と肥料は、よく混ぜ合わせておきましょう。
連作障害と輪作栽培の方法は、
渡良瀬橋ブログ「資料集」自然いっぱいコーナー!
1 ⑷ <輪作栽培>(例)を御覧ください。
【キュウリ(立ち型系)の種まき】
<種まきの準備>
<種の詰め替え>
乾燥剤を入れた袋に種を詰め替える
種をパッケージから取り出し、乾燥剤を入れた密閉できる袋に移しかえます。
(乾燥剤は、サプリメントなどに入っていたものを捨てずにとっておくと再利用できます)
種を移しかえることで、1回目にまく種の数が把握できます。
例えばキュウリなどは、種まき時期をずらし、3~4回に分けて栽培すると、長い期間果実を収穫することができます。
また、1回目の発芽に失敗したときのためにも、一度に全量をまくことは、おすすめしません。
特に、ゴーヤ、オクラなどの高温を好む野菜は、発芽温度に注意を要します。
そして、余った種は、乾燥剤入りの密閉できる袋に保管することで、発芽率は劣りますが、
次年度にまくことも可能です。
<種の前処理>
種をまく前日に、種を活力液(HB-101)に浸します。
希釈:千倍~十万倍(1ℓの水に、1~2滴。
私は、活力剤と言わない理由は、以下のとおりです。
HB-101は、杉、檜、オオバコの抽出液100%であり、それ以外の原材料が一切使わず、化学処理もしていない天然の成分だからです。
✩ 森林浴をしているようないい香り ✩
私は30数年、HB-101を野菜栽培やガーデニングのあらゆる場面において愛用しています。
● 種、根、挿木をうすめた液につけます。
分類 | 種、根、挿木を浸ける時間 |
---|---|
豆類 | 10秒 |
葉菜類 | 3時間 |
花、果菜類 | 12時間 |
米の種もみ | 12時間以上 |
根、挿木 | 1分~12時間 |
球根類、種いも | 1分~30分 |
最初は、ネーミングからして、なんだか化学薬品のように思えましたが、
天然100%でした。
また、分量に対して値段が高く感じられましたが、とにかく植物がとても元気になることはもとより、希釈倍率が高いことからも、たいへんお得です。
<苗床の準備>
日当たりの良い、庭の片隅に苗床を準備します。
以下に、苗床をつくる作業をまとめます。
手順 | 作業内容 | 備 考 |
---|---|---|
1 | 苗床の場所を決める。 | 日当たりと、排水のの良いところ。 |
2 | 草や大きな石を拾う。 | 苗箱が置けるように。 |
3 | 排水を良くするため、かるく耕す。 | 表面の釣をスコップなどでほぐす。(石を拾う) |
4 | 地面が平らになるように整地する。 | レーキや板などを使い、土の表面をならす。 |
5 | 支柱を立てる。 | 弾力性のある支柱をアーチ状に立てる。 |
6 | ビニールをかける。 | 発芽の適温が十分でない場合は、ビニールをかける。
寒冷地は、さらにその上から、コモをかける。 気温が高くなってきたら、白の寒冷紗をかける。 |
* 苗床の表面に、アラヌカやソバガラを敷くと、さらに排水性がよくなります。
* コモは、不要になった毛布などを再利用します。
< 昼夜の温度管理が大切です>
● 日中はコモを外します。
● 苗床を換気するため、ビニールの裾を少し開けます。
● 夕方になったら、ビニールの裾を閉じ、 コモをかけます。
<種まきポットの準備>
3号(直径9cm)のポリポットに、用土を入れます。
理想的な土は、無肥料の「種まき専用土」です。
なお、ホームセンターでよく見かける培養土に種をまいても、今まで支障はありませんでした。
連結ポットを用いると、用土の無駄がなく場所もとりません。
また、初期成育における土の容積と発根量のバランスが良く、幼苗の成長に適しています。
苗の生長とともに、できれば連結ポットからポリポットに移植して育苗すると、理想的な
苗が得られます。
今回は、手間のかからない3号ポットに、直接種をまきました。
<種まきの方法>
できれば、野菜の種類ごとに、色の異なるポットを使用すると便利です。
まず、ポットに用土を入れ(すりきり)、ポットを両手で持ち、表面の土を両手の親指で
パタパタと押さえながら、2~3度回転させます。
用土を適度に圧縮し、ポットの8分目程度にします。
ポット内の土を圧縮すると、苗の根張りがしっかりと充実します。
ポットの中央に、指で穴を開け(第一関節程度)、種を落とします。
まく種の数は、とりたい苗の数と発芽率を参考にします。
1つのポットに種を複数まくと、発芽後、苗同士が互いに競い合い、結果として成育が促進されます。
後に、最も元気な苗を残して、間引きします。
種の上にかける土の量は、ニンジンなどの好光性の野菜を除き、種の大きさ(種の厚み)の2.5~3倍程度とします。
<キュウリ(立ち型系)の種まき>
(2022.4.2現在)
ここでは、発芽率がわかりやすいよう、ポットに種を一粒ずつまきました。
【キュウリ(立ち型系)苗床の管理】
<苗床にポットを移す>
種まきを終えたポットを種類毎に育苗トレイに入れ、苗床へ移します。
育苗トレイの底には、複数の排水穴が付いています。
ここでは、ポットの転倒防止を目的として育苗トレイを使用しています。
トレイは、水やりの際、底面に水がたまらないものを選びましょう。
また、ポットに野菜のネームプレートを立てておくと定植の際に便利です。
<苗床のビニールを下ろす>
日中の天候によって、苗床内の温度や換気を調節します。
なお、苗床のビニールが新品の場合、苗の日焼けに注意が必要です。
日焼けの心配がある場合は、ビニールの上を白の寒冷紗で覆ってやるといいでしょう。
また、ビニールが強風で飛ばされないよう、ビニールの裾を石などの重しで固定します。
さらに、ビニールの裾を開閉する際に、強めの洗濯バサミ等を支柱に挟んでおくと、
裾を任意の場所で固定できるため便利です。
<苗床に、コモをかける>
コモの代わりとして、不要になった毛布をかけました。
野菜の種まき後は、発芽温度に注意します。
できるだけ適温に近づけるようにし、発芽の遅れによる種の腐敗を避けるように
心がけましょう。
<苗床の引っ越し>
(2022.4.4現在)
種まきのタイミングが、良くありませんでした。
種をまいてから2日間、天候が思わしくなく、曇りと雨の日が続いています。
筆者は、野菜栽培の基本を忘れていました。
「常に、天気予報に気を配れ!」でしたね。
また、明日からも曇りの予報が続いています。
今日の気温(日中)は、10℃でした。
キュウリ(立ち型系)の発芽適温との差がかなり違っています。
コモで覆ったビニール内の苗床とはいえ、温度が足りません。(過信していました)
そこで、ポットを家の中へ移すことにしました。
野菜名 | 発芽適温(地温) | 生育適温 |
---|---|---|
キュウリ(立ち型系) | 25~30℃ | 20~25℃ |
室温は、22℃。湿度は60%です。
ポットを入れた部屋は、エアコンがついています。
種をまいた数が少なくてよかったです。
そうです、このようなハプニングのためにも、種は、複数回に分けてまいた方が安全ですね。
今回、失敗することも考えられますが、がっかりすることなく、2回目の種まきに挑戦します。
一日も早く、晴れますように・・・。
<再び苗床にポットを移す>
(20224.5)
午前中、太陽が出てきました。明日からの天候も、まずまずのようです。
昨日、家の中に取り込んだポットを再び、苗床にもどしました。
ポットが乾き気味でしたので、活力液(HB-101)をジョウロに1滴入れて
灌水しました。
こんな日が続くときは、「苦しい時の活力液だのみ!」とばかり、まるで、おまじないのように、欠かさず使用しています。
ビニールを閉じて、苗床内の温度を高めます。
そして、地温が十分になれば、発芽するでしょう。
【キュウリ(立ち型系)発芽のようす】
苗床に入れたキュウリ(立ち型系)が、発芽し始めました。
一つだけ、これから双葉を展開するものもありますが、ほぼ100%の発芽です。
【キュウリ(立ち型系)発芽後の管理】
双葉の善し悪しは、左右が対称であることも、重要なポイントになります。
双葉の中央から、かわいい本葉が出てきました。
<玉肥の置肥(追肥)>
双葉が少し黄ばんで見えます。
原因は、温度不足、肥料不足、苗床内の蒸れなど、さまざまな要因が考えられます。
とりあえず、苗床内の通気性を図り、置肥して、ようすをみることにしました。
球状の肥料で、ポットの大きさや、植物の状態に応じて、数が調節でき便利です。
また、緩効性であり水やり毎に、少しずつ肥料が溶け出すため、長持ちします。
置肥の際に、肥料を埋め込む深さによって、肥料の効き方が異なります。
○ ポット内に置くだけ
○ 半分埋め込む
○ 全部埋め込む
水やりの際に、土に埋め込むほど、肥料がはやく溶け出します。
<苗の間隔の調整>
(2022.4.27)
苗の葉が展開してくると、苗と苗の葉が重なってしまいます。
苗と苗の葉が重なり合わないように、苗の生長とともに、間隔を広げていきます。
<苗床を寒冷紗に代える>
苗床のビニールの代わりに、今度は、白の寒冷紗を掛けて育苗します。
本葉が元気に展開し始めたころ、寒冷紗に変えることで、通気性を優先し、露地栽培に適した苗を育てることを目指します。
寒冷紗を掛けることで、いわゆる「竹の子梅雨」と言われる天候不純の時期にも、効果的に対応できます。
● 通気性が良い。
● 虫や鳥による食害を予防します。
● 晴天の日:強光や極度の乾燥が避けられます。
● 曇りの日:保温の効果が得られます。
● 豪雨の日:雨による苗へのダメージが避けられます。
【キュウリ(立ち型系)の定植】
本葉が3~4枚になったキュウリ(立ち型系)の苗です。
キュウリの苗が、定植の時期を迎えました。
市販苗と比べても、引けを取らないほど立派に育ちました。
自宅の環境下で発芽し成長した苗は、むしろ、市販苗よりも環境の変化が少ないため、
植え痛みがありません。
そして、当然、品種名までも明確です。
しかし、市販苗を利用するメリットもありますよね。
そこで、これから市販苗を購入する場合や自分で栽培した<苗の選び方>について
解説します。
<良い苗の選び方>
○ 良い苗の特徴
キュウリの苗に限らず、一般的な野菜や草花の苗の選び方について列挙します。
① 茎が太くてがっちりしている。 |
---|
② 葉が厚くて大きい。 |
③ 葉と葉の間がつまって短い。 |
④ 葉がつやつやとして、いきいきと色も良い。 |
⑤ 虫食いのあと、病気の葉、枯れ葉がない。 |
⑥ 根張りがよい。 |
⑦ 双葉(子葉)が付いている。 |
● 良くない苗の特徴
まさに、上に挙げた例の反対と言えますが、この他に特記すべき点を以下に示します。
➊ ポットの底穴から、根が長く伸びている。 |
---|
❷ 苗がポットの中で、ぐらついている。 |
❸ 接木の子葉、挿し穂の子葉(計4枚)がない。 |
市販苗の場合、できれば品種名が明示してあるものを選びたいところですが、明示していないものが多いのも事実です。
専門の種苗店であれば、品種名が明らかになる場合が多く、表示がない場合は、お尋ねになるとよいでしょう。
また、子葉の色や有無については、苗の育ち具合によって異なります。
特にキュウリなど、ウリ科の子葉の働きは重要で、子葉が早期に失われると、その後の成長が著しく不良になります。
<2回目の種まき>
1回目の苗が定植の時期を迎えたら、2回目の種まきを行いましょう。
そして、2回目の苗が定植を迎えたころ、3回目の種まき・・・という具合に、
苗を2~4回に分けて栽培します。
こうすることで、シーズン中、いつでも収穫できるようになります。
<定植場所に苗を定植>
<苗を配置する>
あらかじめ、準備していたうウネ幅1mの定植場所に、株間50cmの間隔で苗を配置します。
支柱は、サヤエンドウで使用していた支柱を一部再利用します。
<マルチをカットする>
定植する位置のマルチをカッターで十文字にカットします。
<球根植え器を差し込む>
苗の表面の土の高さと、ウネの表面が水平になるように、掘り抜く土の量を加減します。
<植え穴に希釈水を注ぐ>
植え穴に注ぐ水に、液体肥料とHB-101を混合します。
希釈倍率は、液体肥料:500倍、HB-101:1000(1ℓに1~2滴)程度です。
<苗を定植する>
ポットから苗を取り出す前に、ポットにも希釈水を十分にあげておきましょう。
そうすることで、ポット内の土がまとまり、苗をポットから取り出しても根鉢は崩れません。
植える際は、前述したように、根鉢とウネの表面が水平になるようにしましょう。
<定植する深さと、角度について(例)>
○ ナス:ウネの表面より。2~3cm高く(朝植え)植える。
○ ほとんどの野菜や草花は、ウネと水平に植える。
○ スイカなどのツル性野菜は、ツルを伸したい方向に少し傾けて植える。
○ トマトの1番花の向きが、北か東向きに植える。
定植後、マルチ内の熱風が苗にかからないようにするため、マルチの切り口を土でふさぎましょう。
<支柱を立てる>
支柱が根鉢に刺さらないよう根鉢の外側に支柱をさします。
ここでは、イボ竹(支柱)を斜めにし、サヤエンドウの支柱にまたがせて再利用しました。
ツルが伸びはじめ、つかまるところを探しているようです。
一度目の定植と同時にまいた種が発芽し始めました。
【キュウリ(立ち型系)の摘芯】
立ち型性キュウリの摘芯は、株元から数えて5~6節までの子ヅル(脇から出る)を摘みとります。
摘みった節より上から出る子ヅルは、本葉2枚のすぐ上で摘みとります。
【キュウリ(立ち型系)ツルの誘因】
キュウリの苗がまだ幼い時期は、特にツルの誘因が必要になってきます。
はじめのころは、ツルの伸びる方向が定まらず、ヒゲ根を伸して周囲をうかがっているようすがよくわかります。
しかし、長く伸ばしたヒゲのわりには、支柱につかまることが上手ではありません。
写真でも分かるように、支柱から地面に落ちてしまいました。
ジュートひもなどで、適切な位置にツルを誘因してあげましょう。
しばりかたは、お馴染みの八の字しばりです。
二度目にまいたキュウリも順調に育っています。
【キュウリ(立ち型系)2回目の定植】
種をまく時期をずらして育てたキュウリの定植をすませました。
【キュウリ(立ち型系)の摘果と摘心】
株元についた実は、小さいうちに摘果します。
株元の子ヅルは、すでに摘んでありますが、これ以降から出てくる子ズルは、葉を2枚残して摘心します。
しかし、草丈が伸び地面から遠ざかるほど、ツル先への栄養の分配は減少します。
そこで、草丈が1m以上になったら、その先から発生する子ヅルは、2本ほど摘心せず
放任します。
ツル先の子ヅルを伸すことで、光合成によるツル先への栄養分配を促します。
【キュウリ(立ち型系)の収穫】
少し曲っている実を、まだ花がついていましたが収穫しました。
キュウリの実は、夜間に急成長します。
採り遅れに注意しましょうね。
【キュウリ(立ち型系)3回目の種まき】
1回目に種をまいて定植したキュウリが、どんどん実をつけています。
2回目の種をまいて定植したキュウリは、まだ、主枝を伸す成長過程にあります。
そして、この段階で3回目の種まきを行いました。
<3回目の発芽>
3回目にまいた種が月がしました。
6月になると気温も上昇し、容易に発芽させることができます。
また、2回目に定植したキュウリも少しずつ収穫が始まりました。
<3回目の定植>
3回目は、1回回目に定植した支柱の反対側(南側)に定植し、合掌仕立てにしました。
葉が大きく展開し始めました。
収穫が始まっています。
1回目に定植したキュウリの格子(支柱)の反対側(南側)に定植したため、1回目に定植した株の「うどんこ病」がうつってしまいました。
古い株の近くに、新しい苗を定植したデメリットと言えるでしょう。
病気になって、快復が見込めない株は、早めに処分することをお勧めします。
【キュウリ(立ち型系)主ヅルの摘心】
支柱の先端に到達した主ヅルの成長点を摘みとりました。
今後は株元から伸びてきた孫ヅルを主ヅルと同様に、上に誘引していきます。
このように、主ヅルに成った実を収穫した後は、孫ヅルに成る実を育てていきましょう、
支柱の先端付近についたキュウリです。(主ヅルの地面から170cmほど)
主ズルの高さは、2mを超えています。
株元付近には、すでに孫ヅルが伸びていますので、この孫ズルを主ズルの両隣の空きスペースに固定し、上に誘引していきましょう。
なお、記事に対する御感想や、御意見、御質問がございましたら、コメントいただければ幸いです。(送信は、ニックネームのみでも可能になっております)
地這いキュウリの栽培法は、
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