レンタサイクルに乗って、渡良瀬橋から織姫神社前まで、そして、両崖山(りょうがいさん)・天狗山へのハイキングコースを御案内します。
本記事では、両崖山と天狗山ハイキングコース(全長:約5.0km、所要時間:約2時間45分)のコースを ① 織姫神社から両崖山と② 七丁目から天狗山とに分けて御案内しています。
また、③ 天狗山 ⇔ 両崖山 のコースも記載いたしましたので、お時間の許す限り、ハイキングをお楽しみください。
両断山と天狗山を巡る時間がなかったり、短距離のハイキングをお望みの方は、ぜひ御覧ください。
まずは、定番の渡良瀬橋からのスタートですが、その前に、レンタサイクルの利用方法について、お伝えいたします。
<本記事の行程>
* レンタサイクルを御利用にならない方は、下の記事内リンクを御利用ください。
目次
【足利レンタサイクル:貸出場所は?】
電車でお越しになった皆さんは、レンタサイクルを御利用になると便利です。
東武足利市駅内にある「あし・ナビ」で、レンタルされています。
また、JR足利駅で下車する方は、「太平記館」までどうぞ。
JR足利駅から太平記館までは、徒歩5分です。
しかし、レンタサイクルって、はじめて利用するときは、なんとなく不安ですよね。
なぜなら、システム自体がよくわからなかったり、パンクしたらどうするの?と、心配になったり・・・。
公式の案内を見ても、料金や利用時間などは紹介されていますが、詳しい説明は、
なかなか見つかりません。
そこで、「レンタサイクル利用規約」を当ブログの資料集に掲載しました。
<東武足利市駅内にある「あし・ナビ」(足利観光交流館)より>
あらかじめ、レンタルする前に、この利用規約を御覧になっておけば、お気楽に、御利用いただけると思ったからです。
レンタサイクルについては、
渡良瀬橋ヌログ「資料集」自然いっぱいコーナー!
2 【足利 レンタサイクル利用規約】を御覧ください。
また、JR足利駅からお越しいただく皆様は、「太平記館」のレンタサイクルを御利用になると便利です。
<JR足利駅 ⇒ 太平記館までのルート>
太平記館へは、北口を出ます。
この北口から、中央通り(67号線)方向(北)へ向かいます。
真っ直ぐ進んで、中央通りの交差点を左折します。
左手側に、コンビニエンスストアがあります。
さらに、ここを中央通りに沿って西へ進みます。
この交差点を右折(国道293号線沿い)します。
この歩道を直進(北方向)すると、やがて、右手側に太平記館が見えてきます。
前方右手側の建物が太平記館です。
太平記館内のレジ受付で、レンタサイクルの貸し出し手続きをします。
渡良瀬橋までのルートは、渡良瀬橋へ車椅子や徒歩で安全に楽しむルートを画像で紹介を御覧ください。
【レンタサイクルで渡良瀬橋から織姫神社へ】
東武足利市駅北口から、渡良瀬川の堤防沿いを西に進むと、中橋の上流側に、渡良瀬橋が見えてきます。
この渡良瀬橋(側道)を渡り、渡良瀬橋北交差点を右折し、「渡良瀬橋の歌碑」に向かいます。
歌碑を見学したら、再び「渡良瀬橋北交差点」に戻ります。
そして「織姫神社」へ向かいます。
この北交差点の「自動車は、通り抜けできません」とある表示がある道を自転車ですから、問題なく進みます。
道なりに進むと、100m近くの突き当たりに踏切があります。
標識のとおり、自動車は通行できません。
この踏切の右方向(東側)は、足利駅、左方向(西側)は、山前(やままえ)駅方面です。
踏切を渡って、そのまま直進(北)して、中央通り(67号線)に向かいます。
途中、小さな十字路を2つ通過します。
この交差点を左折します。
この歩道(中央通り沿い西方向)を進みます。
やがて、左手側に「織姫交番」がある交差点に着きます。
芋ようかんの大きな看板側に渡ります。
そして、右折し中央通りを渡ります。
中央通りを渡り直進すると、間もなく「織姫神社前交差点」に到着します。
この交差点の左手側に、「織姫観光駐車場」があります。
自転車は施錠し、この駐車場の隅に駐輪するといいでしょう。
公衆トイレもあります。
【織姫観光駐車場から織姫神社へ】
レンタサイクルは、織姫観光駐車場に置いて、徒歩で織姫神社の境内に向かいます。
織姫神社参道は、織姫観光駐車場の藍向かいで、正面鳥居が目印です。
今回は、織姫神社正面の石段参道の左手側にある七色の鳥居:縁結び坂を登ります。
<足利織姫神社:縁結び七色の鳥居>
鳥居の色 | ご神徳(縁結び) |
---|---|
赤 | よき 人 と縁結び |
黄 | よき 健康 と縁結び |
緑 | よき 知恵 と縁結び |
青 | よき 人生 と縁結び |
若草 | よき 学業 と縁結び |
朱 | よき 仕事 と縁結び |
紫 | よき 経営 と縁結び |
新しい鳥居には、「奉納 足利高等学校 同窓会」「奉納 足利女子高等学校 八千草会」と記されています。
そして、もう一校、以前から建てられていた鳥居の中に、「奉納 足利工業高校同窓会 栃工会」がありました。
この県立足利工業高校は、栃木県で初めて開校した工業高校であるため、同窓会名を「栃工会」として、その伝統を今日に伝えています。
①【織姫神社から両崖山へ】
織姫観光駐車場 | |
---|---|
↓ | 5分 |
織姫神社登山口 | |
↓ | 24分 |
鏡山 | |
↓ | 20分」 |
分岐 | |
↓ | 15分 |
両崖山 |
両崖山 | |
---|---|
↓ | 5分 |
分岐 | |
↓ | 10分 |
分岐 | |
↓ | 15分 |
天狗山 |
「両崖山」への道しるべ(2.0km)
織姫神社の社殿より、織姫山山頂を目指します。
織姫山の中腹駐車場の北側(公衆トイレ北)から、山頂を目指す階段があります。
この階段は、けっこう急傾斜であるため、無理せず、ゆっくりと登りましょう。
階段を登り終えると、山頂古墳にたどり着きます。
ここを右折すると、レストランがあります。
また、左折すると、「もみじ谷」方面へ向かい、その途中に、両崖山の登山道入り口があります。
両崖山は、途中、岩はだが露出した急斜面があります。
足下には、十分に注意しましょう。
万が一、履き物や体調が心配な方は、登山をあきらめて、織姫公園内の散策をお楽しみくださいね。
焼け跡の近くの木に、復興を願う活動のお知らせと、募金箱が付けられていました。
心ある会社の「復興プロジェクト」の呼びかけです。
生命を尊重し、人と自然の共存を願う思いがひしひしと伝わってきました。
両崖山「御嶽神社」は、長野県の木曽御嶽神社の分祠(ぶんし)です。
このたびの山林火災によって、月読命(つきよみのみこと)と、天満宮の木造の社は、焼失してしまいました。
しかし、石造りの本社は無事でした。
神社の周辺には、昔、タブノキが多く自生していました。
現在では、わずか6本しか残っていません。
そのタブノキも、なんとか無事だったようです。
他の登山者の話によると、ここから先、「天狗山」付近の焼失が激しかったとのことでした。
何とも言えない気持ちで下山しました。
あらためて、山林火災の恐ろしさに直面した想いです。
それでも、御嶽神社の恵比寿様が、慰めてくださるように、いつまでも心に残っています。
②【通七丁目から天狗山へ】
通七丁目の切り通し、常念寺の西側にある石段が天狗山に向かう入り口です。
<天狗山までのチェックポイント>
チェックポイント | 所要時間」 |
---|---|
さいこうふれあいセンター駐車場 | |
↓ | 5分 |
通七丁目:常念寺西側石段 | |
↓ | 10分 |
観音山 | |
↓ | 5分 |
須永山 | |
↓ | 8分 |
つる山 | |
↓ | 15分 |
かわら山 | |
↓ | 3分 |
分岐 | |
↓ | 15分 |
天狗山 (259m) |
* 天狗山から、両崖山、織姫神社まで向かう場合は、下表を御覧ください。
チェックポイント> | 所要時間 |
---|---|
天狗山 | |
↓ | 15分 |
分岐 | |
↓ | 10分 |
分岐 | |
↓ | 2分 |
両崖山 |
* 両崖山から織姫観光駐車場への御案内は、
① を御覧ください。
<さいこうふれあいセンター駐車場>
さいこうふれあいセンター駐車場へは、織姫観光駐車場から西へ、約270mのところにあります。(県道40号線:織姫神社前交差点から西へ)
<さいこうふれあいセンター駐車場から通七丁目へ」
さいこうふれあいセンターの南側を通る県道40号線を西へ道なりに進むと、森高千里さんの『渡良瀬橋』の歌詞に等除する「床屋と公衆電話」があります。
さいこうふれあいセンター駐車場から、道なりに260m程進むと、県道67号線との交差点、「通7丁目」に着きます。
県道67号線(旧国道50号線)を右折(西方向)すると、常念寺の看板が見えてきます。
常念寺の詳細は、
足利七福神めぐり「徒歩最短:3時間」コース
8 足利七福神めぐり:⑤【常念寺】を御覧ください。
足利市幹線道路となる県道67号線(旧国道50号線:桐生・岩舟線)沿いの足利通七丁目、常念寺の西側から伸びている石段です。
石段の左側にある駐車場は、福厳寺:子安観音堂参拝者のためのスペースです。
レンタサイクル等の駐車は、「織姫観光駐車場」か「さいこうふれあいセンター駐車場」にお願いします。
石段を上ると左手側に、9百年の祈りの地として、安産祈願・子ども守護、子安観音堂があります。
堂内には、行基作と伝えられる「千手観音」(足利板東31番)が祀られており、「子安観音」は、福厳寺に安置されています。
福嚴寺の詳細は、
足利七福神めぐり「徒歩と自動車:1日」コース
9 足利七福神めぐり:⑥ 【福厳寺】を御覧ください。
<観音堂の北側にある天狗山登山道>
天狗山に向かうハイキングコースには、数多くの庚申塔があります。
その數なんと、163基。
台座には三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)が彫ってあり、邪気を踏む剣人型六臂青面(ろくひしょうめん)金剛像です。
たまに熊がでてくるハイキングコースです。
熊鈴をお忘れなく !
登山口から、約10分で観音山に着きます。
観音山から南方向を臨むと、浅間山が見えますが、渡良瀬橋は、木々に囲まれていて見えません。(山頂にテーブルとベンチがあります)
観音山から約5分で、須永山に着きます。
須永山から約8分で、つる山に着きます。
周囲一体は、眺望はありませんが、しばらく進むと面白い標識に出逢います。
通七丁目と天狗山との中間地点(1.0km)です。
現在地と天狗山、さいこうふれあいセンターへの経路を示す略図が掲示されています。
なんと、熊ではなく、ゴジラ出没!
ゴジラの映画監督が、この山並みを「ゴジラ岩」と名付けたのが始まりだとか。
通七丁目から1.4km、天狗山まで0.6km地点です。
鶴山から約15分で、かわら山に着きます。
天狗山に向かう反対方向に、富士見台があります。
かわら山から、約18分で天狗山山頂に到着します。
天狗山山頂で、天狗山を守るボランティアのお二人にお会いしました。
不断から、ハイキングコースの整備や、ハイカーに対して、山火事防止の協力をお願いしています。
幸運にも、ボランティアさんから、天狗山の木札(6.5×3cm)をいただきました。
元旦には、たくさんのハイカーに配られたそうです。
日頃の御活躍に敬意を表しますとともに、お礼申し上げます。
ボランティアのみなさん、ありがとうございました、
③ 【天狗山から両崖山へ】
天狗山頂上から、いきなり急坂を下りて行きます。
天狗山山頂からの尾根道を下ります。
クマ追いは、炊飯器の釜でした。
スリルある急坂から、少しなだらかになった道で、クマ追いを鳴らしてリラックス・・・ところが、
その先には、「鎖、ロープあり」の標識が。
なんとか鎖を頼らずに下りてくると、あとは普通の山道になります。
両崖山へのハイキングこースの途中、2箇所の道標があります。
天狗山からのハイキングコースは、両崖山「御嶽神社」の参道に通じます。
石段を上り鳥居をくぐと、御嶽神社が鎮座しています。
両崖山は、足利城跡としても由緒ある場所で、戦国時代足利長尾氏三代の影長が、岩井城からここへ移りました。
岩井城趾の詳細は、
わたらせ健幸緑地から行く岩井山城趾周辺を巡るオリジナル散歩コース を御覧ください。
ここからの復路は、織姫神社から来たコースと同じです。
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。
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